R & Bシンガーだった高校時代

街裏ぴんく「ウソ漫談師」の「ウソなし」半生と音楽の画像2

──ウソ漫談という唯一無二の芸風で活躍している街裏さんですが、漫談の中でもよく歌いますし、歌ネタもあったり、そもそも音楽と近い距離感でやってますよね。

街裏ぴんく(以下、街裏):そうですね。そもそもお笑いのルーツも音楽的と言いますか。幼稚園のときにけっこうイジメられてて、小学生に上がってもけっこう真っ暗な少年時代だったんですけど、小4のときにクラスの「お楽しみ会」でなんかやらんとアカンってときに、藤井隆さんの定番ギャグ「ホットホット!」やったら、おもろがってもらえて。そこから友達ができ始めたんですよね。それまでガリガリやったのに、体重も増えだしました。幸せ太りですね。

──お笑いに救われた。

街裏:ホンマにそうですね。でも、すぐお笑いをやろうって感じでもなくて。むしろ歌いたい気持ちのほうが強かったんですよ。それで高校2年生のときに、のちに漫才でコンビを組む平田が「夜のクラブでラップやってるから、一緒に歌ってみいひん?」って誘ってくれたんです。平田は今も大阪でラッパーとしてYoung Yujiroって名前で活動してますけどね。