子供の学費や老後に困らないために年収はどのくらい必要?
子供に割ける時間を確保したいけど、時短勤務にするとどのくらいの年収になるの?

など、日常生活と切っても切れない関係であるお金。
ですが、なかなか話題にしづらいのが現実ですよね。

そこでPRIME編集部が実際にワーママの実態、年収事情やリアルな年収への本音を徹底的に調査しました。
この機会に自分の働き方を見つめ直して、理想のライフスタイルを手に入れましょう。

1.ワーママの実態を調査

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

子供を産んでからも仕事を続ける女性が増えていることはよく耳にしますが、実際にどのくらいの人が仕事を続けているか知っていますか?

ワーママの割合や子供年齢別ワーママの割合など、ワーママの実態を調査しました。

*本記事におけるワーママは、配偶者の有無に関わらず「子供を持ちながら働く女性」を指します。

ワーママの年収中央値は2023年2月の時点で約430万円です。最近は子育てをしながらキャリアを積みたいというワーママも増えてきており、キャリア思考のワーママは全国で働くワーママの年収よりも約130万円高い結果となっています。(引用:令和3年 民間給与実態統計調査)

(1)ワーママの割合

厚生労働省の「国民生活基礎調査」(2019年)によると、子どもを持つ女性の働いている女性は72.4%。その割合は年々上昇傾向にあります。

一方で雇用形態別にみてみると、正規雇用は2017年より増加していますが非正規雇用の割合はあまり変化してないことがわかります。 近年ワーママが増加しているのは、正規雇用のワーママが増えていることが背景にあるようです。

働いている割合 正規雇用 非正規雇用 その他
2017 70.8% 24.7% 37.0% 9.1%
2018 72.2% 26.3% 36.9% 9.0%
2019 72.4% 26.2% 37.8% 8.5%

出典:厚生労働省 国民生活基礎調査(2019年)

(2)子供年齢別ワーママの割合

働くお母さんが増えているとはいえ、子供の年齢によって手のかかり具合もだいぶ変わります。育休復帰時に時短にするのか、それともフルタイムで働き始めるのかなど気になりますよね。

以下の図は、子供の年齢別にお母さんがどのような雇用形態で働いているのか、または働いていないのかがまとめられています。

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

出典:厚生労働省 2019年 国民生活基礎調査

正規・非正規はともに2013年に比べて増加しており、やはりワーママが増えたことは一目瞭然です。

特に、正規の職員・従業員として働く人は子供の年齢にかかわらず増えており、今後も育休復帰後はフルタイムで働くことを選択する人が増えることが予想できます。

(3)職種別ワーママの割合

世の中のワーママはどのような職業に就いているのでしょうか?レジャー施設などでは休日に休みが取りにくいなど、どのような仕事につくかによって環境は全く異なりますよね。

日本の女性を職種別に人数をまとめたものがこちらです。

職種 人数(万)
医療、福祉 640
卸売業、小売業 518
製造業 294
宿泊業、飲食サービス業 214
教育、学習支援業 176
サービス業(他に分類されないもの) 166
生活関連サービス業、娯楽業 107
金融業、保険業 90
公務(他に分類されるものを除く) 74
運輸業、郵便業 73
建設業 73
学術研究、専門・技術サービス業 69
情報通信業 65
不動産業、物品賃貸業 49
第一次産業 27
複合サービス事業 20
電気・ガス・熱供給・水道業 5
分類不能の産業 41

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 早わかり グラフで見る労働の今

この数字には未婚・既婚子なし女性の数値も含まれますが、医療や福祉などの知識が必要とされる専門職、あるいは卸売・小売業やサービス業に就いている方が多いようです。

2.ワーママの年収事情について

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

正規職員として働くことを選択する女性が増えているということですが、リアルなワーママの年収事情がどうなっているのか気になりますよね!

そこでワーママの平均年収や雇用形態別の年収事情をまとめました。

(1)ワーママ全体の平均年収とは?

①日本の女性の平均年収

こちらは未婚・既婚子なしの女性含みますが、日本の働く女性の平均年収を年代別にまとめたものです。最近になるにつれて平均年収が微増傾向にあることがわかります。

25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳
平成28年 225.1 243.4 253.6 261.4
平成29年 225.9 241.6 254.0 262.4
平成30年 229.6 243.4 253.6 264.1

出典:厚生労働省 平成30年度 賃金構造基本統計調査

②ワーママの平均年収

ワーママに限定してみると、母子世帯かふたり親世帯かによって平均年収には大きく差があります。

こちらのデータは、世帯形態別にワーママの平均年収を表しています。

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

出典:労働政策研究・研修機構 調査シリーズNo.192

母子世帯はふたり親世帯より平均年収は高くなっていますが、ふたり親世帯のワーママ全体の平均年収は2018年時点では143.5万円です。

③様々なワーママの年収

ワーママと一言でいっても子供が通っているのが幼稚園か保育園か、または小学校などでも平均年収は変化します。

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

(引用:くらしHOW研究所)

幼稚園に子供を通わせているママは全体の76%が専業主婦という中、仕事をしているママもいます。しかし、幼稚園ママの年収は100万円未満が最も多く、200万円以上の年収のママはほとんどいません。

保育園に子供を通わせているママは一番多い年収が300万円台、中には600万円を超えるママも存在します。

幼稚園と保育園に通わせているワーママの年収は預け時間の長さも関係していますが、保育園ママの方がフルタイムで働いている数が圧倒的に多いため、年収が高い傾向にあるのが分かります。

(2)雇用形態別にみるワーママの年収

「今はパートで働いているけど、フルタイムで働いたらどのくらい年収上がるんだろう?」という方や、「フルタイムで働くのが厳しいからパートも考えているけどどのくらい年収は変わるのかな?」という方など、実際に雇用形態によって年収事情がどのくらい変わるのか気になりますよね。

子供を持たない女性も数値に含まれますが、労働政策研究・研修機構の調査によると、既婚女性のうち働く女性の雇用形態別平均年収は以下の通りです。

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

出典:労働政策研究・研修機構 調査シリーズNo.192

非正規・パートの場合は、年収103万円以下の割合が約70%となっており、夫の扶養を超えない働き方を選択している方が多いようです。 子供と過ごせる時間を大切にしつつ夫の収入+αで稼ぎたい方や、子供が欲しがるものくらいは買ってあげられる資金力は持っておきたいという方の場合、非正規・パートとして働くことも検討してみると良いかもしれません。

一方で、正社員の場合、200万円を超える人が約75%となっています。 子供との時間も大切にしつつも将来のために少しでも稼ぎたい!という方は正社員として働くのが良いかもしれません。

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ワーママはもちろん、これから働こうと思っている専業主婦の方にもぜひ知って頂きたいサービスなのでご紹介します。

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厚生労働省では「時短正社員」を以下のように定めています。

短時間正社員とは
○ 短時間正社員とは、他の正規型のフルタイムの労働者(※)と比較し、その所定労働時間(所定労働日数)が短い正規型の労働者であって、次のいずれにも該当する者である。
① 期間の定めのない労働契約を締結している者
② 時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法等が同一事業所に雇用される同種のフルタイムの正規型の労働者と同等である者
※正規型のフルタイムの労働者:1日の所定労働時間が8時間程度で週5日勤務を基本とする、正規型の労働者
※企業内において、このような働き方を就業規則等に制度化することを指して、「短時間正社員制度」と呼んでいる。

引用:厚生労働省HP

「時短正社員」は、子育てや介護のために一時的に利用しているケースは多いです。

しかし、世の中には子供の年齢に関わらず、「時短正社員」として永続的に雇用されている方もいます。

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