『THE SECOND』決勝と相似形を描いた決勝戦
【エナマキシマ】
ボケが日本とアメリカのダブルというコンビ。『M-1』の3回戦でも面白いなぁと思ったが、今回もめちゃくちゃ面白かった。「見た目いじり」を全くせずに、普通に強いボケで笑いを量産していた。
【ライムギ】
なつみさんのほうが3年目とは思えないほどの老け顔で笑ってしまった。声が出ていたし演技がめちゃくちゃうまかった。ここまでで大阪の漫才劇場所属の漫才師が4組登場していて、ニッポンの社長やロングコートダディなどがごそっと抜けた後も「マンゲキ」はだいぶ安泰だなと思った。
【金魚番長】
準決勝ではトップバッターだったにも関わらず、それをものともせず決勝進出。準決勝も決勝もウケ量的にはダントツだったんじゃないかと思った。どんな設定でも使えそうな強いボケを量産していて『M-1』でも楽しみ。
以上9組による決勝戦はもちろん全組大ウケで、5年目以下の大会だということを忘れるほどにハイレベルだった。ここから、あくびぼうや・キャプテンバイソン・金魚番長が最終決勝に勝ち上がり、金魚番長が見事初代王者に輝いた。どちらかというと「ノーマーク」だったあくびぼうやとキャプテンバイソンを、NSCを首席で卒業し、『M-1』でも準々決勝に進出するなど実績十分で場数もかなり踏んでいる金魚番長が圧倒した構図は、『THE SECOND』決勝のギャロップVSマシンガンズを彷彿とさせるものがあった。
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