――お笑い大好きプロデューサー・高橋雄作(TP)が見た、芸人たちの“実像”をつづる。今回は芸歴5年目以内限定の新設賞レース『UNDER5 AWARD 2023』決勝によせて。

 今年から新たに創設された芸歴5年目以内の若手芸人の賞レース『UNDER5 AWARD 2023』。決勝戦が6月18日にルミネtheよしもとで行われ、金魚番長が優勝し「賞金100万円」をゲットした。僕は東京と大阪で行われた準決勝、そして決勝戦をすべて観させてもらったので、この連載ではおなじみになりつつある「決勝戦全組振り返り」を早速敢行したいと思う。

【三遊間】
 大阪の正統派漫才コンビ。『M-1』でも準々決勝進出を果たすなど特に関西では「面白い若手」という認知はかなりある人たち。特に櫻井さんは僕が大好きな『霜降り明星のだましうち!』(ABCラジオ)のハガキ職人だったこともあり大応援している。

 肝心のネタはトップバッターとして十分すぎるほどのウケ、拍手笑いも3回くらい巻き起こっていた。とにかく達者だし、準決勝とは違うネタをやっていて末恐ろしいなと思った。