◆「子ども、作ってもいいよ」

 9話の陽一は神がかっており、これだけでは終わらない。帰宅したみちに「子ども、作ってもいいよ」と言い放つのだ。「子どもは欲しくない」発言に加えて、誠(岩田剛典)と真剣に向き合いたいと考え、離婚願望は100%に達していたであろうみちの決心をより強固にするセリフ。

「『作ってもいい』なんて言われて、私が喜ぶと思った? 私はもうその場しのぎの言葉はいらないの」と気持ちをぶつけるみち。そして、彼女も自分自身をその場しのぎの言葉で誤魔化すことを止め、「私と離婚してください」と本心を口にした。