「Way Back Home」の大ヒットにコナー本人もびっくり!

ーー2018年末にリリースした、韓国の歌手ショーンとのコラボ曲「Way Back Home(feat. Conor Maynard)[Sam Feldt Festival Mix]」が、2021年にBillboard JAPAN TikTok Weekly Top 20の1位にランクイン、SNSでもバイラル化しました。この大ヒットを受けてどう思いますか?

本当にうれしいかぎりなんだけど、どうしてそこまで大ヒットしたのかよくわからないというか(笑)。もともとショーンのチームとサム・フェルトのチームからコラボの話がきたんだ。僕がボーカルを録って送ったら、気に入ってくれて使ってくれたんだ。もとの歌詞(韓国語)を英語で直訳して送ってもらったんだけど、直訳だったからあまり英語としては成立しなくて、僕がもうちょっと歌にハマるように歌詞を英語で書き直したんだ。

日本でもヒットしてるっていうのも聞いてはいたんだけど、なんでそうなったんだろうとすごくビックリしている。でも、みんなに気に入ってもらえてすごくうれしいし、ぜひ日本に行ってライブでパフォーマンスしたいなと思うよ。

ーー先日、韓国でショーンさんと一緒にステージに立ったそうですけど、そちらはいかがでしたか?

もうほんの数日前のことだったんだけど、じつは彼と会うのは初めてだったんだ。スーパークールだったよ!彼は本当にフレンドリーですごく才能がある人なんだ。ただ、初めてだったからステージでうまく馬が合うのかわからなかったけど、彼は才能があるパフォーマーで、人柄もよくてコラボしやすかった!ファンは彼がステージに出てくるのはまったく知らされてなかったから、出てきたときはもうそれはみんな大よろこびだったよ!

新アルバム「+11 Hours」は元カノとの失恋ソングをまとめた作品

ーー6月9日に新アルバム「+11 Hours」をリリースしました。このアルバムに込めた想い、コンセプトを教えてください。

昨年、ガールフレンドと別れてしまって、その別れがコンセプトになっているよ。彼女はオーストラリア人で、僕はちょうどいまオーストラリアにいるわけなんだけど・・(笑)。別れたときに感じたことや、その後どうやって乗り越えたかなど、そういう思いが詰まってる。共感してもらえると思うから、早くみんなに聞いてもらいたいな。

イギリスとオーストラリアの時差11時間であることからタイトルを「+11 Hours」に・・!

ーーアルバムの中で制作が大変だった曲、とくに思い入れのある曲はありますか?

2曲あるね。「Storage」と「A Different Way」の2曲がとくに切ないんだ。自分が破局したときにもっともダークでつらい思いをしたときのことについて書いているんだ。

ーーこれまでシングルはコンスタントにリリースされていますが、(オリジナルの)アルバムをリリースするのは11年ぶりですね。今回、このタイミングで再びアルバムを制作しようと思ったキッカケはあったのでしょうか?

なんでこのタイミングかというと、失恋があったからだね。それをキッカケに、いい曲を書けたなというものが多くできたんだ。それをシングルとして出すと、1つ1つ出すのにすごく時間がかかっちゃうし、年月が経って気持ちの整理もついたら、最終的に「もう出さなくてもいいかな」って思っちゃいそうで。だからいっぺんにアルバムとして出して、僕が経験したことをみんなに聴いてもらうのがいいんじゃないかと思ったんだ。