インディペンデント・アーティストになった瞬間に世界がパンデミックに!

ーーコナーさんは2020年3月にインディペンデント・アーティストとして新たな一歩を踏み出しました。新たな道を進むきっかけは何だったのでしょうか?また、2020年はパンデミックが始まった年でもありましたが、コロナ禍での音楽作りはどのようにされていたのでしょうか?

インディペンデント・アーティストになったタイミングは最悪だったと思うね。もともとその5年ぐらい前からインディペンデント・アーティストになろうという手続きを進めていたんだけど、前のレーベルと契約を解除をするためにそれだけ時間がかかってしまったんだ。

なぜインディペンデント・アーティストになろうと思ったかというと、SNSなどが進化してきて、自分自身でキャリアをコントロールする部分が増えてきて、じゃあレーベルの役割ってあんまりないんじゃないかって感じたんだ。結局、自分自身で主導権を握ってることが多いのに、なぜかパーセンテージは取られてしまうというところがあったから、 じゃあ自分でやった方がいいんじゃないかなと思ったんだ。

ちょうどレーベルを離れるプロセスの中で、ようやく契約書にサインしたその1週間後にイギリスでロックダウンが始まったんだ。インディペンデント・アーティストとして、そんな始まり方っていうのはちょっと不思議ではあったね。できるかぎり自宅で曲作りをして、コンテンツ作りをしていったよ。

YouTubeやSNSでも大人気!その活用方法とは・・?

ーーコナーさんは、YouTubeのチャンネル登録者数は1,350万人、再生回数は25億回、Spotifyのストリーミング再生回数は20億回に迫る勢いで活躍し続けていますが、これだけ多くの人に自身の音楽を聴いてもらってどのように感じますか?

それはもちろんクールなことだよね!とくにインターネットの勢いがすごすぎて、いろんな国にリスナーがいるのはすばらしいね。初めて訪れた国でも、自分の音楽を何年も聞いていたファンがいる。それを思うとなんだか不思議な気持ちで、そしてすばらしいなと感じるよ。再生回数や登録者人数もすばらしいと思うけど、それよりも世界中の人がそれを聴いてくれてその数字になってるっていうことに心打たれるね。

ーーTikTokはいまSNSの中でももっとも勢いのあるプラットフォームですが、コナーさんのアカウントはイギリスで8番目に多くの人にフォローされているそうですね。コナーさんのTikTok活用方法を教えてください。

おっしゃる通り、いまもっとも勢いがあるのがTikTokで、いろんな人とつながるキッカケをくれるものだね。僕は自分の曲を聴いてもらうキッカケとして、コンテンツのアイディアを考える。だからコンテンツを通じて、みんなが僕の音楽を好きになって、もっと興味を持ってくれたらいいなって思っているんだ。TikTokがこれだけの勢いがあるっていうことは、誰もがそこでバズる動画を作りたいって思ってやっているから、その中で競争してやっていくのは大変でもあるけどね。それでもコンテンツを作るのを楽しんでいるよ。