コナー・メイナードコナー・メイナード

イギリス人歌手のコナー・メイナードに、インタビューを実施した。

コナー・メイナードは1992年11月生まれの現在30歳。YouTubeに投稿したカバー動画が注目を集め、歌手としてデビュー。2012年にリリースしたデビュー・アルバム「Contrast」は全英チャート1位を獲得、さらに5枚の全英トップ10シングルを生み出すなど、華々しいデビューを飾った。

その後、世界ツアーを開催し数々のアワードを受賞、ファレル・ウィリアムス、インビジブル・メン、リタ・オラといったアーティストたちとコラボを果たし、また、グラミー賞受賞者のニーヨの指導を受け、国際的な評価を得る。

2018年末にリリースした、韓国のショーンとコラボした「Way Back Home(feat. Conor Maynard)[Sam Feldt Festival Mix]」が2021年、Billboard JAPAN TikTok Weekly Top 20の1位にランクイン。KKBOXの年間洋楽シングルでも首位を獲得し大きな話題に。

さらに2020年にインディーズ・アーティストとして独立。世界的人気を誇るDJアラン・ウォーカーとのコラボ曲「Believers」を発表し、ストリーミング数5000万を記録。そして2021年、コナーはSpotifyとApple Musicで総ストリーミング数3億を達成するなど、その勢いは止まらない。

今回、tvgrooveはコナー・メイナードにオンラインで単独インタビューを実施。10年のキャリアを振り返った感想、インディペンデント・アーティストになったこと、「Way Back Home」の大ヒット、SNS活用方法、そして6月9日にリリースした新アルバム「+11 Hours」についてたっぷりと語ってもらった。

ツアー中にオーストラリアからインタビュー取材を受けてくれたコナー

ツアー中にオーストラリアからインタビュー取材を受けてくれたコナー


今回のツアーは初めて訪れる国ばかり!

ーー現在コンサートのためオーストラリアにいるそうですね。コナーさんは現在ツアーをおこなっていますが、今回のツアーはどういったものになっているのでしょうか?

オーストラリアに来るのは初めてで、どの都市も初めてだからすごくワクワクしているんだ!今回のツアーでは台湾、シンガポール、韓国も初めて訪れたから、それぞれの国でファンのみんなと会えてすごく楽しいよ。

10年のキャリアを振り返る!音楽スタイルに変化も・・!

ーーデビューアルバム「Contrast」が全英で1位を獲得し、華々しいデビューを果たしたコナーさんは、これまでヒットシングルを次々とリリースし、ファレル・ウィリアムス、リタ・オラといった人気アーティストとともコラボを果たしていますよね。これまでの10年をいま振り返ってみてどのように感じますか?

これまでのキャリアは本当に盛りだくさんの内容の旅路だね。いままでは普通にアルバムを出してチャートでナンバーワンになるタイプのアーティストと、SNSを駆使するアーティストっていうのは割と別物だと考えられてたところがあると思うけど、僕はその橋渡し的な役になった最初のアーティストなんじゃないかと思っているんだ。

でも長く活動していると、音楽業界の形態もだいぶ変わってきて、新しいSNSが生まれたり、昔からあったものがなくなったりしている。例えば「Vine」はもうなくて、いま勢いがあるのは「TikTok」だよね。新しいものを学んで取り入れるようにしてるよ。

ーーこの10年間で音楽スタイルはどのように変化していきましたか?

大人になるにつれて、音楽の内容、作り方も大人になってきたね。ファーストシングルは17~18歳くらいのときに作ったけど、いまはもう30歳だから、かなり人生経験を積んできている。付き合った人とうまくいったりいかなかったり、仲が良かった人が去っていったりと色々あって、それすべてが曲作りのインスピレーションになっているんだ。

17歳のときのコナー

17歳のときのコナー

僕自身、曲作りを通して悩みやフラストレーションを発散させているから、そういう心情が音楽に反映されている。あと、年齢を重ねて聴く音楽も変わってきたと感じるね。だからつねにいろいろ変化し、その変わっていくスタンスをファンも楽しめるんじゃないかなって思うよ。