誰でも簡単に始められる「8時間ダイエット」をご紹介します。正しく行えばすぐに効果が現れますよ。ただ、間違えた方法で行うと失敗やリバウンドの可能性が。8時間ダイエットのルールや注意点について、詳しく説明していきます。

するする痩せられる!?8時間ダイエットとは?

「8時間ダイエット」とは、デイビッド・ジンチェンコ氏とピーター・ムーア氏がアメリカで発表した書籍に基づくダイエット方法のこと。ハリウッドセレブは実践していたことからアメリカでブームとなり、日本でも注目されるようになりました。

その内容は、 食事をする時間を24時間のうち8時間以内に収める というもの。例えば、朝8時に朝食を食べたなら、夕食を8時間後の16時までに済ませ、それ以降は何も食べない。たったそれだけのシンプルなダイエット方法です。

このダイエットが支持されている理由は、ルールさえ守れば基本的に好きに食べて大丈夫というところ。厳しい食事制限をしたくない、カロリーや糖質の計算をするのが面倒だと感じている方におすすめのダイエット方法なんです。

なぜ痩せられるの?8時間ダイエットの効果とは

では、なぜ食べる時間を8時間以内に収めることで痩せることができるのでしょうか。大きく理由は3つあります。

・消化器官が休まり代謝改善

夜遅くに食事をしたり、外食が続いたりしていると気が付かないうちに消化器官は疲労しています。内臓が疲れ機能が落ちてしまうと、基礎代謝も低下して太りやすくなってしまうのです。最近太りやすくなったという方は、内臓を酷使しているせいかもしれません。

8時間ダイエットでは、8時間以内に食事を収めるため、食事をしていない16時間は消化器官を休めることができます。すると、内臓機能が回復し、消化吸収がスムーズに行われるようになり、代謝がアップ!自然と痩せやすい身体になるというわけです。

・自然と摂取カロリーが減る

食べている時間を8時間に制限することで、1日の総摂取カロリーを減らすことができるというのも痩せられる理由です。夜食を食べたりすることができないので、普段から夕飯後しばらくして何か食べたくなってしまう方には効果てきめんです。

・夕食の時間が早くなる

8時間ダイエットでは、朝8時に朝食を食べた場合は、夕食を8時間後の16時までに済ませなくてはいけません。朝食を食べると、自然と夕飯を終わらせる時間が早くなるということです。それも痩せる理由になっています。

私たちの身体には、体内時計をコントロールする時計遺伝子「BMAL1(ビーマルワン)」というタンパク質が存在しています。「BMAL1(ビーマルワン)」は、“肥満遺伝子”とも呼ばれ、脂肪を貯めこもうとする性質があることで知られています。その「BMAL1(ビーマルワン)」が最も活発になるのが、22時頃から深夜にかけて!この時間帯に食事をしていると脂肪が増えやすくなってしまうのです。

8時間ダイエットではそのような事態を回避することができます。普段から遅い時間に夕食をとっている方なら、すぐにダイエット効果を実感できることでしょう。

8時間ダイエット基本のやり方

ここからは、8時間ダイエットの基本のやり方を説明します。

①1日の中で食事をする時間を8時間以内に収める。

②8時間はどの時間帯でも良い。ただし、最後に食事する時間は20時までに終わらせる

③残りの16時間は水やお茶などは飲んでも良いが、ジュースなどカロリーのあるものやアルコールは摂取してはダメ。

④以下のものから1日2種類を食事に取り入れる。

  • 卵と脂身の少ない肉
  •  乳製品(ヨーグルト など)
  • ナッツ(ピーナッツ・くるみ など)
  • 豆類
  • ベリー(いちご・ブルーベリー など)
  • 色の明るい果物(りんご・オレンジ など)
  • 穀物(玄米・全粒粉パン など)
  • 緑の葉野菜

以上がルールです。

最も意識すべきは、8時間以内に食事を終わらせるということです。例えば、夜に飲み会があるときには、翌朝は朝食を抜いて胃腸を休ませましょう。平日と休日で違ったスケジュールを組んでみても良いですね。

正しく行えば、1週間ほどで効果が現れるという人が多いようです!