「ジャニーズJr.時代の話をする際は『デビュー前』とか『ジュニア時代に』と説明するタレントがほとんどですし、山田は藤島ジュリー景子社長の“お気に入り”で、アイドルとしてのプロ意識も高いので、事務所に対して告発めいた発言をテレビで話すわけがない。Hey! Say! JUMPは“やらかし”と呼ばれる厄介ファンによるトラブルが多く、あまりに度が過ぎる例もあるため、逮捕に至るケースもこれまで何度かありました。地方公演でのメンバーの移動に付きまとう人が多く、公共交通機関を止めるなどの迷惑行為が続いたため、2019年のアリーナツアー開催が見送られたことも。
昨年5月には、“やらかし”がスタッフを殴る事態があったといい、山田がファン向けのブログに『本当にやめていただきたい。僕が僕でなくなってしまいます。警告です』とかなり強いメッセージを発信しており、『怪我をしたら僕のせい』『僕がいなければこんな事にはならなかった』と自身を責めるような文章もありました。おそらく山田を守ろうとしてスタッフが被害に遭ったと思われ、山田の『僕にすごく危害が加わるようなこと』とはこの件か、類似した問題のことではないでしょうか」
過激なファンからは、ジャニーズJr.時代から付きまとわれ、タレントにとっては悩みの種だというが、大半のジャニーズJr.は事務所の送迎はなく“自力”移動のため避けようがないなど、事務所の対応が追い付いていないとの指摘もある。人気のタレントには仕事が集中し、ハードスケジュールを強いられるために心身が疲弊し、体調不良を起こすケースも少なくない。堂本剛が突発性難聴を発症した際は、事務所側がドラマの撮影スケジュールを優先したために入院が遅れたといい、今も続く重い後遺症を抱える状態になってしまった。性加害問題に限らず、ジャニーズ事務所はタレントの心身のケアにもう少し気を配らないと、山田の父親のように家族から抗議を受けるケースは尽きないのではないだろうか。