9.子規記念博物館
道後公園のすぐのそばにある博物館。正岡子規直筆の手紙や作品、書簡などを展示しており、交流があった夏目漱石や高浜虚子(たかはまきょし)、河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)に関する資料も見られます。
見どころのひとつが、正岡子規と夏目漱石が約1か月間過ごした「愚陀佛庵(ぐだぶつあん)」を再現したもの。漱石が松山で中学校の英語教師として赴任した時に下宿していた家で、子規も病気療養のために居候したといわれています。家の中に入ることもできるので、ぜひ見学してみて。
10.日本食研食文化博物館
焼肉のタレが人気の日本食研。本社ビルの隣には複数の工場のほか、食文化を伝える博物館などもあり、事前申し込みをすればツアー形式で見学することができます(有料)。工場見学は、昼食付きの「食文化博物館コース」と、主な建物の見学ができる「宮殿コース」の2種類。
どちらのコースにも、「KO宮殿工場・宮殿食文化博物館」、「ハム研究工場・世界ハムソーセージ博物館」の見学が含まれており、特に「KO宮殿工場」は見どころが満載!ウィーンにある「ベルベデーレ宮殿」を模して造られた建物内で、焼肉のタレなどの調味料製造ラインを見学することができます。
また、併設された中世ヨーロッパの宮廷食文化を紹介する「宮殿食文化博物館」の見学もおすすめです。
11.木蝋資料館 上芳我邸
木蠟資料館 上芳我邸は、木蝋生産の製造業者として富を築いた上芳我家の屋敷です。往時の姿がしっかりと残されている貴重な屋敷で、現存する10棟の建物が国の重要文化財に指定されています。内部の見学も可能で、随所に装飾が施された広大な主屋は豪商の暮らしぶりをしのばせます。
また、2階のみならず3階にも上ることができ、屋根裏の木組みから当時の木造建築の構造がうかがえます。離れには木蝋資料館があり、重要有形民俗文化財に指定されている「内子及び周辺地域の製蠟用具1,444点」のほか、ロウソクや化粧品などさまざまな木蝋製品が展示されています。