インスタ映えスポットとしても人気の「タオル美術館ICHIHIRO」や、大正ロマンを感じる「萬翠荘」、栗タルト作りが楽しい「菓子処 ハタダ お菓子館」など、雨の日でもデートを楽しめる、愛媛のおすすめスポットをご紹介します。
1.道後温泉本館
道後温泉の中心で、圧倒的な存在感を放つレトロな建物。公衆浴場としては初めて、国の重要文化財に指定されました。木造三階建ての堂々たる風貌が印象的で、大屋根のてっぺんにある振鷺閣の刻太鼓は必見。夏目漱石や伊藤博文、正岡子規など多くの著名人にも愛された名湯です。
なお建物の保存修理のため、2019年より館内の一部施設を休業して改修工事が行われています。2023年6月現在、入浴可能な浴場は男女とも霊の湯のみ。また歴代の皇室の方々が訪れた「又新殿」が見学可能となっています。工期は2024年12月までを予定。工事の進行状況は公式サイトで確認できます。
2.タオル美術館ICHIHIRO
タオルの生産量が日本一の今治市にある、世界的にも珍しいタオルをテーマにした美術館。
タオルの製造工程が見学できるブースやタオルアート、香り高い紅茶やお食事がいただけるカフェ、ヨーロピアンガーデンに面したレストラン、オリジナルのタオル販売など、様々な施設を併設しています。とくに「糸巻きの壁」はインスタ映えスポットとして人気!
3.内子座
大正5年(1916年)に、大正天皇の即位を祝い創建された芝居小屋。内子の人々の熱意で修理復元され、現在もさまざまな形態の芝居小屋として活用されています。
公演がない時には実際に舞台の上や花道、すっぽん(小型のセリ)など、じっくり芝居小屋の造りを見ることができます。明治時代の町並みが残る内子の中でも、注目のスポットです。
4.萬翠荘
正岡子規や秋山好古とゆかりのある、旧松山藩主の子孫・久松定謨(ひさまつさだこと)の別邸として、大正11年(1922年)に建てられたフランス風の洋館。かつては昭和天皇も宿泊したこの洋館は、赤い絨毯の大階段やステンドグラス、水晶のシャンデリアなど随所に大正ロマンを感じます。
見どころのひとつが、階段の踊り場にある大きな帆船を描いたステンドグラス。久松が明治時代、好古と一緒にフランスの陸軍士官学校に入校するために海原を渡ったイメージを描いたといわれています。