『週刊女性』については、本誌では1回取り上げたくらいですが、ウェブ版の『週刊女性プライム』では、しっかり動向を追いつつ数回にわたって報じています。『週刊文春』のように強くジャニーズ事務所を糾弾するスタンスではないものの、少なからず批判的な内容もあり、かつての敵対関係の名残を感じさせるようなものとなっていますね」(出版関係者)
メディアの責任も問われているなか、女性週刊誌とジャニーズ事務所との関係は変わらないままなのだ。特に「女性セブン」と「女性自身」は、ほぼダンマリを決め込んでいる状況である。
「ただ、『女性自身』と同じ版元である『FLASH』では、ウェブ版の『Smart FLASH』を含めて、性加害問題を積極的に記事にしています。『女性自身』がジャニーズ寄りだからといって、『FLASH』編集部までもがそうではない、ということですね。
また、週刊誌の場合、本誌の編集部とウェブ版の編集部が別になっているケースも多く、そこに温度差があるのも事実です。ウェブ版の編集部は本誌の編集部に比べて芸能事務所との関係性が薄いことがほとんどで、その結果、ウェブ版の記事のほうが“攻めた”ものになりやすい。ただ、それでもやはりジャニーズ事務所の女性週刊誌に対する影響力はまだまだ強いんですけどね」(同)
地上波テレビにおける、ジャニー氏の性加害問題に対する消極的な報道姿勢が問題視されることも多いが、女性週刊誌については地上波テレビ以上に消極的だと言わざるを得ない状況だ。ジャニーズ事務所とともに、芸能メディアの改革も必要なのかもしれない。