もうひとつの女性週刊誌である「週刊女性」(主婦と生活社)については、長らくジャニーズ事務所と敵対関係にあったが、ここ数年は関係も修復され、ジャニーズのタレントが誌面に登場するようになった。ジャニーズグループの“カレンダー利権”もゲットしています。でも、過去の確執も少なからず影響しているのか、「女性セブン」や「女性自身」に比べると、そこまで密な関係ではないと言われている。

 では、今回のジャニー氏による性加害問題について、女性週刊誌3誌はどう報じているのだろうか?

「『女性セブン』本誌では、性加害に関する記事が1度だけ掲載されていますが、問題を告発したカウアン・オカモト氏にスポットが当てられた内容で、ジャニーズ事務所を糾弾するようなものではありませんでした。ウェブ版の『NEWSポストセブン』でも、藤島ジュリー景子社長の謝罪動画を受けて1回記事にしていますが、事務所の発表をそのまま転載しているだけですね。

 『女性自身』は基本的にスルーです。ウェブ版でも性加害に関する記事はなく、ジャニーズ事務所との“蜜月”がもっとも色濃く現れています。