なお、過去には、現実と劇中がリンクしてしまう危機を回避した例もあった。猿之助の従兄にあたる俳優・香川照之が出演していた昨年7月期の連続ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)だ。

 同作は、韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本リメイクで、香川は竹内涼真演じる主人公の宿敵役で出演。しかし、この放送中に発売された「週刊新潮」(新潮社)が、香川の“性加害”疑惑を報じ、彼は後日、レギュラー出演していた『THE TIME,』(TBS系)内での謝罪と降板に追い込まれた。

 一方、『六本木クラス』は香川を最終回まで起用。これに伴い、ネット上では、最終回での香川による“土下座シーンの有無”が話題に。というのも、『梨泰院クラス』の最終回で、香川の役どころにあたる登場人物が、見事な土下座を披露していたのだ。