さらに今回は、CDデビューした元ジャニーズタレントによる告発という点が大きな意味を持つ。これまで「文春」で被害を告白してきたのは元ジャニーズJr.ばかりだったため、「CDデビューできなかった腹いせでは」といった批判も一部で出ていたが、志賀氏の告発はこうした意見への反論ともいえるものだからだ。
これを機に“デビュー組”の元ジャニーズタレントによる告発の流れがあるかも注目されているが、中でも可能性を指摘されているのが、かつてはジャニーズの“長男”とも呼ばれた近藤真彦だという。
「マッチは5月19日、古巣の問題について報道陣に訊ねられると、『ウソはダメだな』『知ってた、知らなかったではなく、知っているでしょ』と手厳しいコメント。さらに、ジャニーズを退所する一因となった不倫報道を報じた“天敵”である『文春』の取材に応じ、『私も思うところがあり、今非常に悩んでいます。元長男としての義務もあれば、ジャニーズ事務所に対する個人的な思いもあり心の整理がついておりません。もう少しお時間をいただければ幸いです』とのメッセージを返しています。素直に受け取れば、自身も告発するかどうか迷っている段階というところでしょう。
マッチは2020年11月に『文春』に不倫疑惑を報じられ、それが尾を引いて翌年4月に退所することになったが、このときすでに社長はジュリー氏。メリー喜多川氏はすでに名誉会長になって一線を退いていたが、娘のジュリー氏の意向を受けてか、一時はジュリー氏と結婚させようとしていたというほど息子のように溺愛していたマッチに対し、メリー氏も擁護しなかったといいます。いわばジュリー氏に追い出されるような形で退所したので、思うところはあるはず。マッチは1977年に入所したとされ、2021年の退所まで40年以上在籍しており、事務所の“秘密”は相当な数を握っているはず。下手をすれば告発は性加害問題だけに留まらないかもしれず、“思うところがある”という発言は宣戦布告である可能性もある。ジャニーズの幹部は今や“マッチの逆襲”を一番恐れているようです」(同)
近藤が告発すればさらなる大騒動に発展しそうだが、はたして――。