2019年に亡くなった創業者・ジャニー喜多川前社長による未成年の所属タレントに対する性加害問題で渦中のジャニーズ事務所だが、5月26日、3点を柱とした対応策を発表した。

 発表された3点は、「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役の就任」。相談窓口は「心を痛めたジャニーズ事務所の所属経験者」を対象とした外部機関で、「特別チーム」は精神科医や性加害などの被害者支援を実践している臨床心理の研究者の女性らで構成。そして社外取締役には、コンプライアンス順守や再発防止策の確実な遂行などを目的として、今年のWBCで侍ジャパンのヘッドコーチを務めた元日本ハム白井一幸氏ら3人が7月1日付けで就任するという。