そして、歴史ある人気ドラマシリーズが切れ目なくスタートすることについて、「先輩方から受け継いでいる、伝統あるテレビ朝日の“水曜9時”という枠を、僕らの世代もきちっとした形で皆さんにお届けできればと常に思っています。そういう意味でも、こうして井ノ原とバトンタッチできるのはありがたいことです。今、世界がすごく変化していますが、この枠だけは変わらず、安心して皆さんに楽しんでいただける“エンターテインメントの真髄”として、ベストを尽くしたいと思います。今回の『刑事7人』はシリーズ屈指の重く切ないストーリーになっています。楽しみにしていてください!」と気を引き締めつつ、力強くアピールしている。

 一方の井ノ原は、東山との共演について「これまで東山さんとは、舞台での共演はあるのですが、ドラマをご一緒させていただくのは初めてだと思うんです。肩をポンッとたたいていただくシーンだったのですが、その瞬間に『あ、初めてだ』とあらためて感動しました。今年の1月に、ジャニーズJr.の舞台(『JOHNNYS’ World Next Stage』)の演出でも東山さんと一緒だったのですが、その際もいろいろとメールなどでやりとりさせていただきました」と感慨深げ。

 続けて「公私ともにお世話になっているのですが、今回、『特捜9』と『刑事7人』が、一つの世界の中に存在していて、浅輪直樹と天樹悠がしょっちゅうすれ違っているかもしれなかったと考えると、夢がありますよね。こういったコラボレーションは本当に面白いなと思います」と興奮気味に話し、「ひょっとしたら僕が『刑事7人』にお邪魔することがあるかもしれません」と今後の期待を語ると、東山は「だとしたら『特捜7』『刑事9人』でやろう!」と提案して、現場は笑いに包まれた。