静かにお寺巡りを楽しめる京都・大原に、「山陰の小京都」の異名を誇る島根・津和野、5万坪の日本庭園を有する足立美術館など、大人旅や夫婦旅行におすすめの、国内の旅行先&観光スポットをご紹介します。
1.大原(京都)
左京区大原は京都市街地からほど近い、自然豊かな地域。京都の中心地と比べて混雑が少なく、大人の旅行におすすめのエリアです。
大原には庭園が見事な寺院が多く、なかでも人気は苔の庭で知られる「三千院」。境内には2つの庭園があり、一番初めに通る客殿から眺める池泉鑑賞式の「聚碧園」では、縁側でお抹茶とお茶菓子をいただきながら庭園を眺めることができます。もうひとつの「有清園」はビロードのような苔が神秘的で、庭園にたたずむ「往生極楽院」が美しいと評判です。
また三千院に近接する「実光院」「勝林院」「宝泉院」への参拝もおすすめ。市街地の喧騒を離れ、ゆったりお寺巡りをする静かな時間を過ごしてみてください。
2.津和野(島根)
「山陰の小京都」の異名を誇る島根県・津和野。津和野藩亀井氏が治めていた城下町です。鯉の群れが泳ぐ水路、1,000の鳥居を持つ稲荷神社、畳敷きの教会、西周や森鴎外の生家、そしてSLなど個性的な見どころが多く、のんびり街歩きが楽しめる、大人旅におすすめのエリアです。
3.ぎふ長良川鵜飼・長良川温泉(岐阜)
ぎふ長良川鵜飼は国の重要無形民俗文化財に指定されている、岐阜市の夏の風物詩。鵜匠が鵜をあやつり鮎をとる古典的な漁法で、毎年5月11日から10月15日まで開催しています。前日までの予約で乗合船による鵜飼の見学が可能です。
かがり火が川面を照らす中、風折烏帽子(かざおりえぼし)の伝統装束に身を包んだ鵜匠が、巧みに鵜を操り、漁を披露する姿は、俳人・松尾芭蕉が詠った「おもしろうて やがて悲しき 鵜飼かな」の世界そのままです。
また長良川沿いには7軒の旅館が立ち並ぶ長良川温泉があり、鵜飼を見学するなら宿泊は長良川温泉がおすすめ。一部の宿では鵜飼見物も含めた宿泊プランを提供しています。