熱中症の初期症状は?立ちくらみや熱疲労の症状が出たら?
最悪の場合は命を落としてしまうこともある怖い熱中症ですが、初期症状として体にはどのような異変が出てくるのでしょうか。
熱中症の初期は、立ちくらみ、熱っぽい、頭が痛い、手足がしびれる、吐き気、だるいなどの症状が出てきます。
さらに症状が進んでしまうと、意識がもうろうとする、痙攣、汗が止まる、嘔吐などの症状が出てまともに受け答えが出来なくなってしまうこともあります。
自力で動けなくなってしまうと誰かに助けを呼ぶことも難しくなります。暑い日に普段とは明らかに体調が違うと感じたときや、急に上記のような体調の変化が見られたときは熱中症を疑った方が良いかもしれませんね。
熱はないけど熱中症になっていることはある?
また熱中症と言えば体温が異常に高くなってしまうことも症状の1つとして挙げられていますが、まれに熱はないのに熱中症になっているケースもあります。
人の体は体温が上昇してくると汗をかいてその汗が冷える時に気化熱で体温を下げる仕組みとなっています。
それまでしっかり汗をかいていた人が急激な体調悪化を起こした場合、体温はそれほど上昇していないのに熱中症になってしまう可能性が十分考えられます。
体温が上昇していないから熱中症ではないと安易に決めつけてしまうのは少し危険ですね。
熱中症と熱射病の違いは?
テレビなどではよく「熱中症」や「熱射病」という言葉が使われていますが、この2つの言葉の違いが気になっている方もいるかもしれませんね。
同じような使われ方をする「熱中症」と「熱射病」ですが、暑さによる体調不良という点は同じです。一般的には熱中症は軽度な症状を表し、熱中症が重症化した状態を「熱射病」と表現することが多いようです。
ニュースの天気予報などで「熱射病に注意」と表現されている時は、特にしっかりした暑さ対策が必要ということになります。
【新型コロナ】マスク着用は熱中症の発見を遅らせる!?
マスクをしていると熱気がこもりやすく熱中症になるリスクが高くなりますし、実際に熱中症になってしまった時に周りの人がその体調変化に気付きにくくなるかもしれないというリスクも今から懸念されています。
人と接する場所に行く時はマスク着用が義務のようになっていますが、今年の夏はこのようなリスクも考慮して、自分でしっかり暑さ対策を行っていくことが重要になりますね。
すぐにできる熱中症対策とは?
熱中症は一度なってしまうとしばらくは安静にしなくてはいけないほどに体力を消耗してしまいます。場合によっては命の危険もありますので、事前にできる限りの対策を行っておきたいですね。
以下の3つの対策は今すぐにでもできる熱中症対策です。気温と湿度が高くなる梅雨に入る頃から熱中症のリスクは上がってきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【室内&屋外】直射日光を防ぐ!喉が渇く前の水分補給が大事♪
熱中症の一番の対策は、まず直射日光を避けて水分補給をしっかり行うことです。
室内にいる時も窓辺は強い日差しが入って直射日光が当たってしまう場合がありますので、暑い日は直射日光が当たらない部屋に移動したりカーテンを閉めたりするのも効果的です。
屋外にいる時はなるべく屋根がある場所で過ごすと熱中症リスクを下げることができます。
室内にいる時も屋外に出かける時も、汗をかいた時は喉が渇いたなと思う前にこまめに水分を補給することが大事です。出かける時はマイ水筒を持参すればいつでも冷たい飲み物を補給することができますよ。
【室内・家】エアコンや扇風機は早めにつけて置く!
熱中症対策ではエアコンや扇風機も上手に使うことが重要です。外気温が高くなる日は、冷えすぎない程度にエアコンを付けっぱなしにしておくだけで熱中症になるリスクをかなり下げることができます。
エアコンの設定温度は28度が推奨されていますが、さらに扇風機やサーキュレーターなどを使うと冷たい空気を循環させて体感温度を下げることができます。
電気代が高くなる夏は節電も心がけたいですが、小さな子供や高齢者が家にいる場合はエアコンの電気代は必要経費と割り切ることも大切かもしれませんね。
【屋外】冷感・保冷グッズを持ち歩く!
暑い日の昼間に屋外に出かける時は、冷感グッズや保冷グッズを持ち歩くのもおすすめです!
最近はとても便利な保冷・冷感グッズがいろいろ販売されています。初期費用は少しかかってしまうかもしれませんが、繰り返し使えるものなら思いきって購入すると暑い夏を驚くほど快適に過ごせる場合もあります。
冷感グッズや保冷グッズについては以下でも詳しくご紹介しますので、ぜひ自分に合ったものを見つけてみてください♪