明るい冒険活劇だった1作目と比較しても2作目が暗めなのは、製作者の私生活が影響していたと言われている。ルーカスは配偶者と離婚の話し合いをしている最中で、その間に作っていたのが『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』『魔宮の伝説』という……方やスピルバーグは、恋人のエイミー・アーヴィングと上手くいったりいかなかったり。

 互いに女性問題がうまくいかなかった時期なので、劇中インディとウィリーがやたらと揉めているのは二人の私生活がうまくいかなかったのを再現していたのかも?

 前作のヒロイン、マリオンは行動的でインディ顔負けのアクションを見せていたのに、今回のウィリーはきゃあきゃあとヒステリックに泣きわめくばかりで、アクションを起こす場面がほとんどない。

 ルーカスとスピルバーグ、どちらも私生活で女性問題に悩み苦しんでいたが故にこのようなヒロイン像になったとしか思えない!