このツイートに対し、オルティスさんも反応。落合氏の説明に感謝し、街頭インタビュー企画に対する意見が同じであったことを喜んだうえで、納得できない落合氏の説明に対しては疑問を呈し、こうした議論を『news zero』は取り上げるべきではとの提案もしている。

 生成AIをめぐる問題については、著作権侵害を訴えるオルティスさんの懸念も、法律が時代に追いついていないが、前向きな活用法も考えるべきという落合氏の主張も双方に理があり、今後も議論を続けていくべき問題だろう。だが、『news zero』の街頭インタビューについては、落合氏も一切擁護しておらず、当人に無断で行われたことを考えれば、失礼な企画になっていたことは否定しようがない。

 同番組をめぐっては、昨年9月の放送で『東京ガールズコレクション』にモデルとして出演した13歳のウクライナ人少女に対して“お涙頂戴”演出にするための発言を番組側が強要した疑いがあるとも一部週刊誌で報じられている。それ以外にも「編集で発言の意図が歪められた」との訴えがあるなど、結論ありきの番組構成になっているのではと指摘する声も出ている。

 今回の番組内容についても、著作権侵害に苦しむ当事者に対して真摯な報道姿勢だったのか問われる部分があり、『news zero』が今後どういう対応を見せるのか注目されるところだ。