その裏で、維新が小池百合子都知事と手を組み、一気に政権交代に持ち込むというシナリオがすすめられているとポストが報じている。

 小池の任期はあと1年。70歳とあとがないから、最後の勝負に出るかもしれないというのである。

 議席が増える東京で維新の会と組んで小池が出馬し、彼女が率いる都民ファーストの会の都議や区議が、今回の統一地方選で67人もの市議や区議を当選させた維新が下支えをして、大きく国会議員を増やせば、大都市東京と大阪を握ることができる。

 さらに小池は、自分の後継者に元維新代表の橋下徹をと表明することもあり得るというのだ。

 これに、維新の会と近い菅義偉と、小池が親しい二階俊博が打倒岸田で動き出す。

 面白いシナリオだし、実現性なしとはいえない。政権を取ろうなどという覇気のない立憲民主党などは、次の選挙で消えるかもしれない。その前に維新と小池新党に逃げ込む議員が大量に出るに違いない。

 サミットでの岸田の「ドヤ顔」は見ていて腹が立つ。憲法を蔑ろにして戦争のできる普通の国に変えようとしている岸田に、核のない平和な世界をつくれるはずがない。

 広島から出てきた初の首相がこんな奴だったとは。広島市民たちも呆れ果てているのではないか。私は日本維新の会については懐疑的だが、政治大好きな小池と組めば面白いイベントができるかもしれない。

 自民党でなければどこでもいいという有権者は多い。その受け皿に維新・小池新党がなる可能性はある。