スポーツ紙の芸能担当デスクは語る。
「確かに出演作品はまだ1作しかなく、女優としての実績はまだそれほどないので、“受賞はやり過ぎ”といった声が出ても仕方がないかもしれません」
こう前置きしたうえで、さらに続ける。
「とはいえ、今回選出されたのはあくまで『新人賞』ですからね。“親の七光り”だの何だのと言われても、今作で主演の大役を務めたのは確かですし、Kōki,さんは当時18歳で初演技ながら1人2役という難役に挑戦し、堂々たる存在感を見せ、清水崇監督も評価していますからね。そもそも俳優には二世・三世も多く、それこそ歌舞伎をはじめとした伝統芸能の世界はほぼ世襲性ですし、その点に関しては選考にあまり関係なかったと思いますよ。Kōki,さんサイドから受賞をゴリ押しするようなこともあり得ません」