特捜班・小宮山志保役の羽田は「今シーズンは最初にイノッチから“絆”がテーマだと聞いたのですが、愛あるスタッフの皆さまと私たち出演者の絆、そして尊敬できる共演者の皆さまと私の絆もさらに深まった1年だったと思っています。短かくも濃い2カ月間でした。大好きな皆さん、本当にありがとうございました。また、来年お会いできたらうれしいです」とメンバーへの信頼を語り、次シーズンへ期待を込めた。

 青柳靖役の吹越は「今シーズンは浅輪夫妻が赤ちゃんを預かったり、矢沢の息子・福太郎の話題が出てきたり、青柳の恋人・妙子(遠藤久美子)の入院シーンなどが織り込まれて、“画”とストーリーがつながっていたため、すぐに思い出せるという大きな違いがありました。これは『特捜9』が“事件もの”ではなく、“刑事もの”、さらには“刑事の家族のドラマ”にもなったということ。そういうちょっとした変化が、とても大きかったと思います」と振り返り、「この場を借りて謝らなきゃいけないことが…」と言いながらおもむろにスーツのジャケットを裏返し、「実は、この場を借りて、謝らなきゃいけないことがあります。前シーズンからわがままを言って衣装のスーツに白の裏地をつけてもらったんですよ。黒地に白で、パトカーをイメージして…。いつか劇中で裏返すつもりだったのですが、結局、今年も裏地をお見せするチャンスがありませんでした(笑)」と意外な事実を口にし、一同を驚かせた。

 矢沢英明役の田口は「今年は体調不良の時期もあり、ご迷惑をおかけしました。皆さんにうつさなかったのが幸いでした。あらためていろいろな方に助けられたシーズンでした。ありがとうございました!」と述べ、高尾由真役の深川は「2年目も参加することができ、とてもうれしかったです。スタッフさんはもちろん、出演者の皆さん、エキストラの皆さんまで本当に愛にあふれた現場で、こんなに隅々まで愛情たっぷりの温かい現場はなかなか出合えるものではないと思います。あらためて、恵まれた場所にいられたことに感謝しています。来年またお会いできるように、私自身も頑張って力をたくわえます」とさらなる成長を誓った。