season6の最後に撮影されたのは、メンバーが顔を突き合わせて疑問点を話し合い、捜査の突破口を見いだす重要なシーンだ。キャストたちは長年培ってきたチームワークを凝縮させたような絶妙なやりとりを繰り広げ、監督から「カット、OK!」の声がかかるとスタジオは盛大な拍手に包まれた。

 その後、監督から大きな花束を贈られた井ノ原は「皆さん、お疲れさまでした!」と笑顔とともに一礼。あいさつ直前に、羽田から「今シーズンは“絆”がテーマだってイノッチ(井ノ原)が最初に言っていたよね」と話題を振られると、「確かにそうでした! でも当たり前すぎて忘れかけていました(笑)。絆がなかったら、『特捜9』はこんなに長く続かないと思います!」と言って、現場の高い結束力を称賛。加えて、「普段のスタッフさんの会話を聞いていても“本当に家族みたいだな~”と感じることが多く、だからこそ、僕ら出演者たちも心おきなくお芝居に打ち込むことができました」とスタッフに感謝した。

 また、「今シーズンは特捜班メンバーの事情を色濃く描きましたが、新たな試みを考えていくことで、さらなる未来が見えたような気がしました」と物語の広がりに手応えを感じていたことも明かし、「毎年、会えない時期も皆さんの顔が浮かんでは『あんなこと言っていたっけ』『次に会ったらこういうこと言ってみようかな』と思いながら生活しています。来年もまたお会いできますように、皆さま体と心の健康を大切にしてください。ありがとうございました!」と充実感にあふれた表情を見せた。