7、育休明けの退職で保育園は退園させられる?
育休明けの退職で気を付けなければならないのが「保育園」です。そのまましばらくは育児に専念する方はともかく、転職して働き続けたいママは預け先を確保するのは最優先になります。
(1)保育園の在籍ルールを確認する
保育園は、基本的に親が就労中の家庭が優先して利用できるため、現在就労中もしくは就労が決まっている家庭から利用できます。
待機児童の状況や自治体によってルールは異なりますが、退職すると保育園も退園するよう言われる可能性があります。働く意志があり求職活動をしていれば、休職期間中は在園できるところが多いですが、その猶予期間は自治体によって異なるため確認が必要です。だいたい1〜3ヶ月が多いようですが、待機児童が多い自治体は短い場合もあります。
また、保育園の申し込みで自治体に提出した「就労証明書」と入園後に提出する「復職証明書」が同じ企業でないと入園が取り消しとなるケースもあるようです。こちらも自治体に確認をしておきましょう。
(2)育休明けに退職し転職する場合
育休明けに転職するためには、「保活」が重要になります。一番入りやすい4月に保育園に入所させるためには以下のように計画を立てる必要があります。
【夏ごろまでに】情報収集、保育園見学
説明会参加や自治体に行き情報収集をしましょう。
待機児童が多い地域は、認可外保育園も検討します。
【7月〜10月】状況確認
本年度の募集人数や空き状況を確認し、優先順位を決めます。
新設の保育園は人気で入りやすいですが、事前情報がないため運営元や保育方針などもよく確認しましょう。
【10月〜11月】1次申し込み
ほとんどの自治体では、認可保育園の4月入園の申し込みが10月から11月に始まります。自治体により異なるため、早めに確認しておきましょう。第1希望~順に希望を提出します。現職の就労証明書が必要です。
【1月~2月】1次結果通知
認可保育園の入所通知が届きます。決まらなかった場合は、2次募集に向けて準備したり認可外保育園も検討しましょう。
【1月~2月】転職活動開始
転職エージェントの登録や求人サイトでの情報収集はいつから始めてもOKですが、求人情報は生ものなので1月頃から応募するとマッチング率が高まります。保育園が確定する2月頃から面接ができると預け先が決まっていると伝えられて安心です。1次で落ちた方は認可外に申し込みましょう。
【2月~3月】2次結果通知
【2月~3月】子供の健康診断、入所前面談
入園前の健康診断や保育園との面談などがあります。
【4月】保育園入園、現職復帰
新生活のスタートです。4月は慣らし保育期間になります。自治体に復職先からもらう就労証明書を提出します。
【5月】退職(有給消化)入社
会社の規定に則って退職の意志を職場に伝えましょう。労働者には「退職の自由」が認められており、雇用の期間に定めがない場合、 退職を申入れてから2週間で使用者の承諾がなくとも会社を辞めることができますが(民法第627条第1項)、円満な退職のためになるべく会社の規定に合わせたほうがよいでしょう。育休明けでも有給消化は法律で認められています。
育休明けの退職と転職を検討している方は保活のほか育休中に転職活動もする必要があります。スケジュール管理が大切なのでしっかりと予定を立てて行動できるようにしましょう。
(3)育休中の退職理由
色んな事情で育休中に退職する方、転職をする方は実際にいます。育休中の転職理由には、以下のようなものがあります。
- もともと転職の意志があった
- 時短勤務制度がない
- 時短勤務が歓迎される社風ではない
- 子育てを理由としたハラスメントがあるまたはハラスメントにあう可能性がある
- 育休中に配置転換や転勤の辞令が出た
- 妊娠や育児を理由とした降格を言い渡された
- 家庭の事情や家族の転勤
- パートや契約社員など雇用形態の変更を強いられた
- リストラにあった
- 育休中に会社が倒産した
- 保育園のお迎えに間に合わない勤務地である
時短勤務は法律で認められており、その他妊娠や育児を理由とした不当な扱いは禁止されています。しかし、社風や企業風土でいまだに理解がない職場も存在します。また、配慮と称して契約社員やパートにするよう促すこともあります。
差し迫った事情がある方を除いては、できれば一旦復職してからの転職活動をおすすめします。
8、差し迫った理由がある時には退職代行業者を味方につけよう
さて、育休明けの転職・退職はおすすめできるものではありませんが、【差し迫った事情】がある場合は話が別です。
- 育休明け「マミートラック」ともいえる人事異動が決まっている。上司と交渉したいが相手にしてもらえない。もう退職して転職したい。
- 職場復帰するつもりだったが、パワハラ上司のもとでワーママ業を行う自信がなくなった。上司と話しても強引に引き止められるだけだし、このまま出社せずに退職したい。
- 育休を取得したが、産後うつになり復帰できそうにない。会社に事情を話す気力もない。
など、自分一人の力では退職できそうもない時には、退職代行業者に頼るのも一つの方法です。
不要なストレスは、子育て期のママには非常に悪影響です。取返しがつかなくなる前に、早く解決して、仕事も育児もイキイキと向き合える日々を取り戻しましょう。
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育休明けの退職は後悔のないように
育休明けの退職は、「辞める時期」によって職場の人に与える印象や、給付金の額が変わります。いつ辞めても法的には全く問題ありませんが、諸々考えると「職場復帰後」に退職するのが無難でしょう。
とはいえ、一度きりの人生とかけがえのない子育ての時間は、何物にも代えられません。
あなたの大切な人生ですので、じっくりと検討し、時にはプロのカウンセリングを利用しながら、後悔しない人生の選択をしてください。
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