5月14日夜、ジャニーズ事務所の性加害問題で藤島ジュリー景子社長が謝罪動画を公開し、マスコミも対応に走り回った。これまで一緒に性加害問題を隠蔽してきたが、もう無理だから。新聞に続き、テレビもこれを報じる事態となったが、やはり“いまさら感”と“しぶしぶ感”が丸見えの報道だった。各社、単に報じただけで深掘りをする気配はいまだない。
またジャニーズタレントをCMなどで起用する企業も「遺憾」とか「世間の反応をみながら対応を決める」などとコメントしているが、クライアントだって知ってたでしょ。こちらも共犯だ。
そんな中、恐怖を感じるのは女性週刊誌だ。これまでもジャニー喜多川氏の性加害、性暴力、レイプ問題を一向に報じず、「女性セブン」では告発者の元ジャニーズJr.カウアン・オカモト氏のバッシングまでする始末。そして「セブン」「女性自身」「週刊女性」3誌がそろって先週に続き、5月22日に分裂するKing & Princeを大特集している。もちろんそろって退所する平野紫耀をチクチクいじめ、最後は5人の絆とやらを強調し、美談に持っていくという先週と同じ展開だ。
まずは「セブン」。キンプリの冠番組『King & Princeる。』(日本テレビ系)最終回のロケで新潟に行き、メンバーのイメージカラーの花火を上げたらしい。そのロケ旅を“最後の5人旅”と命名し、永瀬廉が高橋海人と神宮寺勇太を連れラーメン屋に行ったことなど、“絆”エピソードが紹介される。一方、脱退組へもこうチクリ。
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