小児科看護師が働く職場3選
ここからは、小児科看護師が働いている職場を3つご紹介します。
(1)総合病院
一番代表的なのは、総合病院です。小児科看護師として働きたい方はまず総合病院の小児科で多くの症例や看護技術を学び、経験を積むのをおすすめしています。
①小児病棟
総合病院の小児病棟は小児科以外の疾患も幅広く経験できますし、オペ数も多いのでテキパキ働きたい人にはピッタリの職場です。
②NICU・GCU
多くの小児病棟では早産児や低出生体重児の看護をするNICUやGCUが併設されています。早産児や低出生体重児の看護は奥が深くて1つの看護を深めたいと考える人におすすめです。
また、両親へのお世話の指導や、ママへの授乳指導があるので家族との距離もとても近いです。家族看護が好きな私はとてもやりがいを感じていました。
(2)こども専門病院
こども専門病院とは、入院している患者が全て小児です。診療科も細かく分かれていて、総合病院で治療が難しい疾患の治療を行っています。
こども専門病院は新卒の受け入れは積極的に行っていますが、中途採用は小児科看護師の経験が無いと内定が難しいケースも。
もし、こども専門病院で働きたい場合は、病院の募集要項をよく確認してから応募しましょう。
(3)小児科のクリニック
小児科のクリニックは、病気の診察の補助のほかに検診の対応やママからの育児相談に乗ることも。病院のような看護技術はないですが、夜勤がないので時間できっちり働きたい方におすすめです。
小児科の病院以外で子どもと関わる職場4つ
ここからは、病院・クリニック以外で子どもと関わる職場を4つご紹介します。
(1)児童養護施設
子ども達の生活の場である児童養護施設。子ども達がスムーズな生活を送れるように関わり、ときには指導をし安全な生活を提供する仕事です。医療行為はありませんが、在宅に興味のある方へおすすめです。
(2)保育園
近年、保育園に看護師が在籍している園が多く増えました。保育の補助から子ども、職員への保健指導まで業務内容は多く、やればやるほど面白さを感じる仕事です。
保育園看護の素晴らしさは、子どもの成長発達を見守れる所や子ども達と遊ぶ時間が沢山取れるという所。
子どもと遊ぶのが好きな人は保育園看護師に向いていると思います。
(3)乳児院
乳児院は、様々な家庭の事情で家族と離れて暮らす就学前の子どもを保護する施設です。新生児~就学前までの子どもと関われます。
家族と子どもの関係を良い方向に持っていく関わりなど、病院やクリニックでは得られないやりがいを感じられます。
(4)重症心身障がい児施設
重症心身障がい児施設は、心と身体に重い障がいを持つ子達が家族と離れて暮らしている施設を言い、職員は24時間体勢で子どもの安全と健康を守ります。
食事介助やオムツ交換、胃ろうからの栄養注入など日常的な生活の介助やバイタルサインの確認、体調悪化時の対応など病院に近い仕事内容になります。
しかし、病院のような点滴管理は無いので医療技術が不安な方でも安心して働ける職場です。
小児科看護師に向いている人の特徴3つ
ここからは、小児科の看護師に向いている人の特徴を3つご紹介します。
(1)コミュニケーションが好き
看護師といえば、コミュニケーションは大切な看護の1つです。特に小児科は子どものみならず、家族とのコミュニケーションがより重要となる場面が多いです。
家族と関わるのが好き、看護技術はもちろん、コミュニケーションで前向きになってもらいたいという思いのある方は小児科看護師に向いているといえます。
(2)観察が得意な人
子どもは大人と違い、自分の要求や苦しい、辛いを看護師に言えません。そのため、看護師の観察がとても重要になります。観察が好き、得意という方は小児科看護師に向いていると言えます。
もし、観察が得意じゃないけど小児科看護師になりたいと思う方は、実践を経て少しずつ経験を踏めば必ず技術は上がりますので、心配しすぎないでくださいね。
(3)声のトーンや表情、性格が明るい人
小児科の看護師は、成人の看護師に比べて見た目も話し方も穏やかな人が多いイメージです。小さな子どもが安心できるような声のトーンや表情ができる人や、性格が明るく子ども受けする人は小児科看護師に向いています。
小児科看護師になるために必要な資格と平均年収について
ここからは、小児科看護師になるために必要な資格と平均年収について詳しく解説していきます。
小児科看護師になるために必要な資格は看護師資格のみ
小児科看護師に必要な資格は、正・准看護師資格以外は必要ではありません。もっと小児科看護を極めたい!と考える人は小児の認定の資格を取ったり、専門看護師の資格を取ったりする人もいるでしょう。
まず小児科の看護を学びたい!という人は急いで取得する資格はありませんので、安心してくださいね。
小児科看護師の平均年収
小児科看護師の平均年収は、総合病院の場合は成人病棟の看護師との差はありません。
総合病院だと新卒で400万、ある程度の経験年数のある看護師だと500万は超えます。
小児科だからといって、年収が大きく変動することはありません。
反対に、クリニックでは一般的なクリニックと小児科のクリニックを比べると年収がやや低い傾向があります。しかし、クリニックごとによって収入は大きく変わるので求人票をよく確認しましょう。
医療ワーカーはあなたの生活スタイルや希望年収に親身になってくれますし、難しい年収交渉もすべて担当者が行ってくれます。
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小児科看護師は奥が深くてとっても楽しい!
小児科看護は深めれば深めるほど奥が深く楽しいですし、本当にやりがいを感じる仕事です。
スムーズに退院できるように関わるのは大変なこともありますが、子どもや家族の安心した顔、退院していく姿を見送るのは何にも代えがたいものです。
小児科看護師を目指す方の参考になれば幸いです。あなたの小児科看護師になる夢が叶いますように。
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