年収が高くなくても、きちんと堅実に貯金ができている人はいます。年収300万円以下でも1,000万円貯金できる人がしていることをご紹介します。
無駄な支出を減らす努力
「支出を減らす」といっても、例えば食事を菓子パン1個で済ませる、体調不良なのに病院に行かないなど、心身の健康によくないことはNGです。
生活の質を落とさず、支出だけ削る方法を考えましょう。おすすめは、スマートフォン代や保険料などの「固定費」を見直すことです。
やみくもに全ての支出を減らそうとするより、「○○費だけは譲れない!」と思う項目を1つ作ってそれ以外のところを徹底的に抑えるなど、メリハリをつけた方が苦にならずに続けやすいですよ。
貯金できる仕組みづくり
貯金しやすい環境を自分で整えるのもポイントです。「お金が余ったら貯金」ではなく、先に貯金分を取り分けておいて残りで生活する「先取り貯金」の仕組みを作りましょう。
会社の財形貯蓄制度や銀行の定額自動送金サービスを使って、お給料が振り込まれたらすぐに給与口座から貯金専用口座に自動でお金が移るように設定しておけば、あとはほったらかしでも貯まっていきます。
ある程度貯金ができるようになってきたら、iDeCoなど税金が優遇される制度を使って投資に取り組んでみるのも1つの方法です。毎月1万円ずつ積み立てた場合、20年後には240万円ですが、もしそれを年3%で運用できていれば320万円程度まで増えます。
収入が少なくても、貯金をあきらめなくていい!
たとえ収入が少なくても、工夫次第で今よりもっとうまく貯金できるかもしれません。年収のせいにしてあきらめずに、自分の家計としっかり向き合ってできることを探しましょう。さらに、スキルアップのための勉強など、年収を上げるための努力も並行しておこなっていけると理想的ですね。
文・馬場愛梨(ばばえりFP事務所代表)
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強!銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。
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