4月30日に放送された『まつもtoなかい』(フジテレビ系)は大きな話題を呼んだ。ゲストが香取慎吾だったから。あのSMAP独立騒動以来、中居正広と香取が共演するのは実に6年ぶりだというのだから。「見逃し配信」再生数も、249万回と歴代最高だったことも大きく報じられている。
だが2人の関係は、番組内でも“打ち解けた”ものではなかった。記事でも指摘されているが、香取は騒動後、中居の出る番組を見かければ「最初のころは(チャンネルを)変えてましたね」と発言し、中居からしばしば連絡がきたことも「ウザかった」とも語っていたからだ。実際、筆者もこの番組を観たが、香取は時に笑いながら冗談めかしてはいたものの、中居とのわだかまりはまだまだ尾を引いていると感じたほどだ。
確かにSMAP解散騒動当時、中居も香取ら“新しい地図”3人とともにジャニーズ事務所を辞めると目されていた。しかし一転残留。その背景には中居のさまざまな配慮があったと言われる。そのひとつに、後ろ盾を失い、裏切り者扱いされかねない独立組3人を、事務所に残留することで“守る”との見方もあったほど。しかし香取には忸怩たる思いがあったのだろう。
だからこそ心配になる。中居に対し複雑な思いを持ち続ける香取が、あえてなぜこのタイミングで中居との共演を承諾したのか。中居の体調を考えてのことではないのか。元気に復帰した中居だが、しかし今回の香取との共演で少し心配になった。杞憂だといいが。
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