つまり平野の才能は大物たちもそれを認めている、にもかかわらず俳優業を辞めるのは“裏切り者”だ、大物俳優たちも怒っているぞ! ということだろう。

 そして「週女」もウルトラ級並み屁理屈で平野を攻撃する。記事では平野が主導し、キンプリ全員がいかにダンススキルをアップさせていったかのエピソードが綴られるのだが、しかしこのエピソードは美談では終わらない。なぜなら平野のダンスと音楽の志向性こそがキンプリ分裂を生んだと、こう指摘されているからだ。

「小さいころから、海外の、HIP-HOPなどのいわゆる“ブラックミュージック”をよく聴いていました。まだ幼いながらも、クラブにも出入りして踊っていましたよ」
「昔から“王道アイドル”よりも、“アーティスト”志向が強いんです。そのことも、退所を考える一因になったのかもしれません」(ともに音楽業界関係者のコメント)

 もちろん女性週刊誌のキンプリ退所組への批判、というか嫌味は今に始まったことではない。ジャニーズを辞めると発表されてから、チクチク、チクチクと。よくやるよ、である。