チクチク、ちくちく、チクチクと。いよいよ5月22日、King & Princeの平野紫耀と神宮寺勇太がジャニーズ事務所を退所する(秋には岸優太も退所予定)。そんなタイミングからか、「女性自身」「週刊女性」はキンプリに関する特集記事をそろって組んでいるのだが――。

 やはり退所組を批判している。ターゲットは平野。しかも巧妙に、そしていやらしく、だ。まずは「自身」。記事では平野は退所後、俳優業を引退してアーティストとしてダンスなどを磨いていくと指摘しているのだが、これにいちゃもんをつけるのだ。いわくドラマ『クロサギ』(TBS系)でその演技が高く評価されたのに、いわく大物俳優たちがこぞって平野の才能を認めているのに、いわくテレビや映画界にとって大きな損失だ、と。

 一見、俳優としての平野の才能を評価して、廃業を惜しんでいるかのようにも見えるが、違うだろう。まるで“褒め殺し”だ。それはこんな一文に集約される。

「大物俳優たちが、平野さんの役者としての才能に言及する裏には、“なぜ役者を辞めてしまうのか。テレビや映画界にとっての大きな損失だ”と、やり場のない怒りがあるのではないでしょうか」(ドラマ関係者のコメント)