『ザ・ノンフィクション』アキナの「オッス」に足りないもの
卒検に苦戦していたアキナの口癖は「オッス」。これは中学時代の運動部で身につけたもののようだ。しかし、接客のシーンでは「オッスはちょっと」と、押木に軽くたしなめられる場面も。たいていの人ならここで言うのをやめると思うが、それでも「オッス」を続けるアキナにとって、「オッス」には譲れぬ美学があるのかもしれない。ただ、アキナは自宅に帰ったときも「ただいま」の要領で「オッス」と言っており、単なる習慣になっている可能性も高い。
一方で、19歳女子の口癖が「オッス」というのは、アキナ以外の人にしてみれば「なんで?」だろう。さらに、番組を見る限り、アキナのテンションは低めで、「オッス……」にも消極的な雰囲気が漂っているため、違和感に拍車をかけていた。
もしアキナが、弾けるように力強く「オッス!!!」と言っているのであれば、「この人はこういうキャラなんだろう」と、納得感があったように思う。
次回は今週の続編。就職活動をせず東京力車に残る決断をしたミイに対し、母・文恵は何を話すのか。