大学時代にやっておくべきこと

好奇心旺盛な人生を送るために、大学時代にやっておくべきことはあるのでしょうか?吉田さんはご自身の大学時代を振り返りつつ、自分だったら“好奇心の回転”をやっておくだろうと語ります。

吉田 :大前提として「これをやるべき」という考えが好奇心を失くしてしまうことになると強調しておきたいですね。ただ自分の大学生活を振り返ったときに、「やっておいたらよかった」と思うのは“好奇心の回転”です。例えば「小さな好奇心を抱いたら、ちょっとした行動に出てその結果を自分の中に少しだけフィードバックさせる」というふうに好奇心を回転させていきます。

何かに興味を持って手を出してみるだけでもよいですが、その結果を振り返る時間を作ると、また別のものに興味を抱くことができるようになるかもしれません。そういった“好奇心の回転”が重要になると吉田さんは言います。

吉田 :大学生は特に、最後の“フィードバック”をなかなかやらないんですよね。「で、どうだったの?」と自分に問いかけて、日記に書くのでもSNSに載せるのでもいいですけど「楽しかったか」「つまらなかったのか」について振り返る。そうすることで次になにかに興味を持って意思決定することにつながるんです。

自分の好奇心を使いこなす術を知ろう!

「正しい好奇心のあり方」や「好奇心旺盛になるためのマニュアル」はありません。しかし自分が何に興味関心を持っているのか気づかなかったり好奇心はあっても行動に移せなかったりすることがあります。そんなときに自分の好奇心をうまく使いこなす術を知っておくと、人生を今よりも少しだけ楽しく送ることができるようになるはずです。

またちょっとした好奇心がビジネスで目に見える大きな成果をあげることにつながるかもしれませんよ。

【吉田将英Profile】
大学卒業後、前職を経て電通入社。戦略プランナー・営業を経て、現在は経営全般をアイデアで活性化する電通ビジネスデザインスクエアに所属し、さまざまな企業と共同プロジェクトを実施。また、10~20代の若者を対象にしたプロジェクト「電通若者研究部」(電通ワカモン)を兼務し消費心理・動向分析と、それに基づくコンサルティング/コミュニケーションプラン立案に従事。2009年JAAA広告論文・新人部門入賞。単著に「アンテナ力」(三笠書房・2019年)、共書に「若者離れ」(エムディエヌコーポレーション・2016年)「なぜ君たちは就活になるとみんな同じようなことばかりしゃべりだすのか」(宣伝会議・2014年)。PARC CERTIFIED FIELDWORKER(認定エスノグラファ)。

提供・UpU

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