◆性被害のことを親に知られたら“怒られる”と思った

――幼稚園のお昼寝中に、同級生の「ボス太郎」くんが下着の中に手を入れてきたと漫画にありました。当時はどのような気持ちでしたか。

ゆっぺさん(以下、ゆっぺ)「子どもなので性被害という言葉はわからなかったのですが、今まで受けていたいじめとは明らかに違うと感じました。当時は『恥ずかしい』『誰にも知られたくない』という気持ちが大きかったです」

『5歳の私は、クラスの男子から性被害を受けました。~なんで言わないの?~』
――当時は、ご両親にも相談できなかったとマンガにありました。

ゆっぺ「はい。私の家は親がとても厳しかったので、親に知られてしまったら逆に叱られると思ったんです。当時は『怒られるから隠さなきゃいけない』と、必死に親にバレないようにしていました。

でも幼稚園のトイレで排泄行為をのぞいてくるなど、ボス太郎くんの加害内容がどんどんエスカレートしていったので、耐えきれなくなって幼稚園の先生に相談しました」