ショートパスタの種類や名前19選!おすすめ料理も!
一方で、パスタにはショートパスタと呼ばれるものもあります。日本人にとってあまり家庭料理としてはメジャーではないショートパスタは、一見するとマカロニと間違えてしまいそうですが、それらにも様々な魅力や美味しいソースがあります。
ここで、美味しいショートパスタの種類ごとの特徴についてご紹介していきます。
マッケローニ
マッケローニ、と言うとあまり馴染みがないかもしれませんが、イタリア語がなまって「マカロニ」とも呼ばれています。円柱状のパスタで直径は3mmから5mm程度。日本ではサラダに使われることも多いですが、れっきとしたショートパスタの一種です。
もちろんサラダやグラタンなどに入れても美味しいマッケローニですが、トマトソースやクリームソースとも相性が良いので、お弁当の具材に悩んだら、パスタソースを絡めてみるのも良いかもしれません。
リガトーニ
リガトーニは表面に細かくまっすぐな筋が無数に刻まれた円柱状のパスタです。細長いパスタに対して垂直に切れ込みが入っているのが特徴で、イタリア語で「筋」という意味があります。
直径はおよそ8mmから15mmとかなり太めですが、麺自体はかなり薄く、中央に大きな空洞が空いているので火が通りやすく、またソースが非常に絡みやすいのでボロネーゼやカルボナーラなどのパスタと相性が良いです。
マニケ
マニケは一見リガトーニと非常に見た目が似ていますが、太さが20mmから30mmとかなり太く、同時に短めにカットされているのが特徴です。空洞部分がさらに大きいので、具材やパスタソースをパスタで包んで食べるような形になります。
その形状から、ボロネーゼなどのパスタに使われることはもちろん、中に野菜などを詰めた煮込み料理や焼き料理にアレンジされることも多いです。見た目もおしゃれなので、それらのショートパスタのアレンジに活用してみるのも良いでしょう。
ペンネ
日本では一見マカロニと間違えられそうなペンネは、大きな筒状のショートパスタです。名前の由来はイタリア語で「ペン」。まるでペン先のように、斜めにカットされていて中が空洞になっているのが大きな特徴です。
必ず表面にまっすぐの筋が無数に刻まれていて、とろみのあるパスタソースと相性抜群。ペンネを使ったパスタの定番として、アラビアータも非常に有名ですが、その他にも特にトマト系など辛味のあるソースと相性が良いです。
コンキリェ
コンキリェはイタリア語で「貝がら」という意味があり、名前の通りまるで貝殻のような形状をしています。表面部分に細かな筋が入っていて、その筋がさらに貝がらとしてのリアリティが出ていますね。
大きさについてはおよそ10mmから20mmと非常に多彩ですが、貝がらの中は空洞なので、そこにしっかりとパスタソースが絡みやすいのが大きな特徴です。トマトパスタなどにはもちろん、スープパスタや煮込み系の料理にも使われています。
ファルファッレ
ショートパスタとしてファルファッレは非常に有名で、蝶やリボンのような形をしています。両はしをギザギザにカットした長方形の小型のパスタの中央をしっかりと繋げて作られており、その見た目の可愛らしさで知っている方も多いでしょう。
ファルファッレはイタリア語で「蝶」を意味する言葉で、噛む場所によって厚みが違うので食感が楽しいのも良いところ。シンプルなトマトソースはもちろん、ペペロンチーノとも相性が良い万能ショートパスタとして知られています。
フジッリ
フジッリはまるでネジのような螺旋状の形をしたパスタで、名前の由来はイタリア語で糸を紡ぐための「紡錘」です。本物の紡錘のような見た目をしているのが特徴で、日本でもマカロニサラダとして使われていることでしょう。
特にとろみのあるソースが螺旋部分にしっかりとからみやすいので、マヨネーズを使ったパスタや冷製パスタ、たっぷりの野菜を混ぜたサラダパスタなど、食感のアクセントとしても引き立つメニューに仕上げられることが多いです。
スピラーレ
スピラーレは一見フジッリと見た目が非常に似ていますが、異なるのはその大きさ。スピラーレの方がさらに小さく、イタリア語では「螺旋状」という意味があります。ですが、本場イタリアでも現在フジッリとスピラーレの境界線は曖昧です。
基本的にはフジッリと同じ扱いで購入、調理することができるパスタとして考えて良いでしょう。こちらも同じく、サラダパスタやスープパスタの具材として使われています。
カッペレッティ
カッペレッティは長方形の薄い板状のパスタをくるくると丸めて、それをさらに円形にまとめた形状をしたパスタです。名前の由来はイタリア語で「小さな帽子」。確かにその形状は可愛らしい小さな帽子にも見えます。
中に何も入っていないものもありますが、市販されているものの多くはカッペレッティの中に野菜などが練りこまれており、食感も楽しめます。スープパスタや煮込み料理の具材として使われるのが主流のパスタでもあります。
カヴァタッピ
カヴァタッピはイタリア語で「栓抜き」と言う意味があるショートパスタです。筒状ので表面に筋の刻まれた、一見マカロニのような見た目ですがU字に曲がっているのが大きな特徴で、サイズも非常に小さいです。
中が空洞になっているのでトマトソースやジェノベーゼなど味が濃いソースとも絡みやすく、見た目も非常に可愛らしいです。また、小さめのサイズなのでサラダパスタの具材として使われることも多いです。