子育てをしていると疲れて「子育したくない!」「もう一人になりたい…!」と思うことはありませんか?

そんな気持ちとは裏腹に、母親が一人になるのは簡単ではありません。おひとり様なんて夢のまた夢と我慢を続けている人もいるでしょう。

しかし、「一人になりたい」という気持ちを無視するのは危険です!実は「あなた」だけではなく「あなたの子ども」に良くない影響があるのです。

今回は、「一人になりたい」という気持ちを我慢すると、どんな悪影響があるか示すと同時に、母親が一人になる方法をターン別にご紹介していきます。ママのおひとり様満喫法もご提案しています。是非最後までお読みください。


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1.【ママ達に聞いた】どんな時子育てをしたくないと感じますか?

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

世のママさん達は、どんな時に一人になりたいと思うのでしょうか?PRIMEの独自アンケートの中から、意見をピックアップしてご紹介します。

(1)計画通りにならない

・生後5か月の息子と3歳の娘がいます。子どもは可愛いのですが、計画通りにならない事ばかりで辛いです。「息子が昼寝をしている間に家事をして、その後娘を公園につれていこう!」そんな1日のプランを描いていても、全くうまくいきません。息子の昼寝時に限っておねえちゃんがグズッたり。気付けば、もう何年も一人の時間を持てていません。

(2)静かな時間がない

・小学校1年生・年長・年少、男子3兄弟の母親です。1日中誰かが取っ組み合いの喧嘩をしていて、 静かな時間が全くありません。誰かの泣き声や叫び声が常に響いていて、一人でゆっくりする時間が一切ないんです。休日は夫がいるのでマシですが、平日はカオス…。喧嘩の仲裁に疲れて、手を上げてしまいそうになることもあります。

(3)イヤイヤ期

・娘のイヤイヤ期に手を焼いています。先日、娘が突然「アイス食べたいー!」と言い出して、道端でひっくり返って癇癪を起してしまいました。抱っこ紐の息子も泣き出し、私の心は限界に…。「毎日うるさい!あんたなんか知らない!」と言って、寝転んで泣き叫ぶ娘を置いて先に進んでしまったんです。その時ハッと我に返り、娘のそばに駆け寄って一緒に泣きました。「もう私、限界かも…。一人になりたい…。」心の底からそう思いました。

(4)母親として生きるしかないと感じた時

・子どもを出産してから完全にスペックが「母親」になった。もっと独身の頃のように自分のために時間を使ったり、自分の好きな事を好きな時間にやったり、この先私が自由に動けることは何年もないのでは…?ようやく自由になった時にはおばさんになっているのでは…?と想像したら震えました。私が納得できる「私らしさ」を楽しむ時間はもう来ないの?

(5)夫と喧嘩が絶えない時

・育児が始まってからというもの、夫との喧嘩が絶えません。夫は、気分が悪くなると外へ行ってしまったり、自分の部屋に閉じこもったり。子どもの世話がある私は、ストレスを抱えたまま家事育児をしなければならず、気持ちを鎮火させる時間も取れないまま…。かといって、子どもの世話を投げ出してはいけない。夫がズルい。私だって一人になりたいのにと思います。

小さな子供の世話のほか、自分を大切にしたいという渇望、家庭を投げ出せない環境など、ママ達を苦しめる状況が見えてきました。

2.ママが一人になれない理由トップ5

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

子育てしたくないとストレスを感じた時、「家事育児を投げ出して一人になりたい!」と思う人は多いですよね。1日でもいいから、一人の時間が持てればまた頑張れるのに。

そう願う母親が多いのに、それが叶わないのはなぜなのか?PRIME独自アンケート調査をもとにした、【ママが一人になれない理由トップ5】からひも解いていきましょう。

第5位:やるべきことが多すぎて時間がないから

第5位は、【やるべきことが多すぎて時間がないから】という結果にになりました。

“年少の長女と生後5か月の次女の世話で1日が終わる。自分の時間なんて1秒たりともない。仕事をしていた時の方がマシ!”

(32歳・Mさん)

“ワーママです。平日は無事に乗り切るだけで精一杯。休日はたまった家事と家族サービス。おひとり様時間?無理ですね。”

(38歳・Kさん)

ワーママでも専業ママでも、やるべきことに追われて「一人の時間」が持てないことが浮彫になりました。ワーママ、専業主婦ママに関わらず、常に時間に追われている様子が分かります。

第4位:託児を依頼する金銭的余裕がないから

第4位は、【託児を依頼する金銭的余裕がないから】という結果にになりました。

“頼れる親族がいないので、一人になるには託児が必要です。でも、ぶっちゃけお金が勿体ないから我慢していますね…。”

(36歳・Sさん)

“市の一時預かりを5時間利用すると、3千円弱かかります。リフレッシュしたくても、金額を考えるとちょっと…。実母に気軽に預けている人をみると、羨ましくなっちゃいます。”

(28歳・Iさん)

頼れる親族が近くにいない場合、託児にはどうしてもお金が発生してしまいます。

自治体が運営する託児事業は費用が抑えられていますが、民間のベビーシッターなどは決して安くありません。子どもを預けたくても費用が気になって躊躇してしまう…。そんなママが少なくないことが分かる結果となりました。

第3位:夫の協力が望めないから

第3位は、【夫の協力が望めないから】という結果にになりました。

“旦那の家事スキルがゼロで当てにならない!私が一人でお風呂に入ろうとすると、「子どもの面倒みれないから、早くあがってね。まさかシャンプーしないよね!?」って言うくらいなので。”

(41歳・Nさん)

“夫は夜勤が多い仕事で、家族と生活リズムが真逆です。そんな夫に、育児を任せて出掛けるのは無理です。私が「休みたい」と思うのは贅沢なのかなって思ってます…。”

(30歳・Uさん)

「イクメン」という言葉が世に出て久しいですが、育児協力が望めない夫に苦労している人が少なくないことが分かりました。夫に遠慮して、堂々と休めないママもいるようです。

第2位:育児に制限があるから

第2位は【育児に制限があるから】という結果になりました。コロナもあり、世相を如実に反映している結果ですね。

“感染症の流行で、いつも利用していた市の託児施設が閉鎖されてしまいました。持病の通院に託児を利用していたため、本当に困り果てています。コロナのせいで、一人の時間なんて考える余裕すらありません。”

”(38歳・Yさん)

“コロナ禍を機に、高齢の両親を頼れなくなった。前は気軽に預けていたけど、子どもの保育園で何かしらの感染者が出ている間は遠慮してる。”

(34歳・Fさん)

コロナウイルスの影響もあり、「一人になりたい」という気持ちに蓋をする人が益々増えているようですね。

  • 突然保育園が休園に…。1日中子どもといる中で在宅ワークをしなければいけない!
  • 夫のリモートワークが激増!子どもが普段通りに生活できず、ストレスが溜まる。

など、ストレスフルな状況があるにも関わらず、発散する機会がない母親が急増していることがうかがえます。

第1位:「母親らしさ」という呪縛

そして第1位は、【母親らしさという呪縛】という結果になりました。

“専業主婦の私は、夫の信用のもとに成り立っています…。家や車も全て夫名義。「養ってもらっている」という感覚があるので、「自分の時間が欲しい」だなんて口が裂けても言えません。”

(38歳・Oさん)

“我が子の世話に疲れ切っていますが、実母にそれを言うと「母親なんてそんなもんよ。」と諭されます。そうか…みんなこんな感じなのかな…。楽になりたいって思う自分は、母親失格かもしれないです。

(30歳・Kさん)

日本人特有の「母親らしさ」に縛られている人が、こんなにも多いことに驚きますね。「母親が一人時間を持つことへの罪悪感」という、心理的制約を感じている人もいるようです。

女性の社会進出が進みワーママ率が上がった今、私達ママは「母親としての意識」をアップデートする必要があるのかもしれません。