サックスをフィーチャーしたバンドスタイルはライブでも大盛り上がり!
ーーギター、キーボード、ドラム、ベース、そしてサックスといった楽器を組み合わせて演奏していますよね。こうしたバンドスタイルでサックスを組み合わせるのは珍しいように思えます。迫力ある演奏は、ライブでもとても盛り上がるんじゃないでしょうか?
ベン:盛り上がるって僕たちは思いたいね(笑)!
サム:やっぱりエネルギッシュなお客さんですごく盛り上がったライブもあるね。「オール・ディス・タイム」という曲をライブでよく演奏するんだけど、これがサックスをフィーチャーしているからかなり盛り上がるし、次のアルバムではよりサックスをフィーチャーした曲や、この曲と似たようなサウンドの曲を盛り込んでいるんだ。
シャーン:なんでかわからないけど、サックスってすごくお客さんにウケるんだよね!
サム:僕たちはジャズスクールに通ってたけど、シャーンはそこで歌の方ではなくてサックスを学んでいたから、それをフィーチャーしているのもあるね。
ベン:とにかく僕たちはライブ演奏が大好きで、バンドとしてやる前はよくカバー曲をやって、その中で1~2曲オリジナル曲をやって、それからどんどん変わってったんだ。とにかくショーをやるのが大好きで、皆さんを楽しませるのが大好きなんだ。
ーーDrax Projectさんの楽曲は、落ち着いた心地良いサウンドもありますが、ライブ映像を見るとジャスティン・ティンバーレイクの「Cry Me A River」のカバーをパフォーマンスをされたときなんかは、重低音が響くようなすごくロックな感じも伝わってきました。
シャーン:そう、僕らはカバー曲では「ヘビメタサックス風」にするのが好きなんだ。
サム:家でヘッドフォンをかけたり、車の中で曲を聴いてるとときっていうのはライブの環境と全然違うから、僕たちはライブではとにかくエキサイティングでエネルギッシュなものにしたいっていうのがすごくあるんだ。
ベン:僕たち自身もそうしたいという思いがあるからね!
サム:そういう意味では、スタジオでレコーディングした曲もライブではまた違ったものになるね。
エド・シーランからもらった「重要なアドバイス」
ーーこれまでにエド・シーラン、クリスティーナ・アギレラ、カミラ・カベロなど大物アーティストのオープニング・アクトを務めた実績があります。彼らと同じステージに立ってみていかがでしたか?
ベン:すばらしかったよ!初めてビッグなアーティストのサポートアクトを務めたのが、エド・シーランだったんだ。過去にこれほどまでの数のお客さんを見たことがなかったよ。
サム:一晩で4万3000人だったかな。
ベン:すばらしいけどもちろん緊張する。それでもエキサイティングだね!
サム:ステージに出たとき、観客は僕たちのこと知らないし、僕たちを見に来ているわけではない。「誰だ?こいつら?」みたいなところから、演奏していくうちに観客がついてきてくれて、雰囲気を変えてくのがすごく好きなんだ。
ーー彼らと会話したりとか、何かアドバイスをもらったり、音楽スタイルに刺激を受けたりされましたか?
ベン:もちろん!幸運なことにサポートアクトを務めさせてもらったほとんどのアーティストと話す機会をもらって、とくにエド・シーランとは3公演が終わったときのステージ後、20分くらい話すことができたんだ。彼は本当にいい人だった。
サム:エドからは色々アドバイスをもらったよ。例えばビジネス的な面の話や、音楽的なアドバイスも豊富で。これはよく聞く、いろんな成功してるアーティストからもよく言われることなんだけど、やっぱりエドからも、「とにかく曲を書き続けるんだ」と言われたんだ。なぜかというと、いつすばらしい名曲が生まれるか書いてみないとわからないからと。だから僕たちもできる限り、曲を書き続けるようにしているよ。