◆その後、月1くらいで夫から誘いをかけてくるように
夫を責めてもしかたがないという諦念(ていねん)も生まれた。自分は自分で楽しい時間を増やそうと、仕事帰りに楽器を習い始めた。それを通じて新しい友人もできた。
「私が楽しそうにしていたら、夫が何か感じ取ったんでしょうか。急に“最近、何かいいことあったの?”と聞いてきた。楽器を習い始めたと言うと『ふうん』と不審そうに見ていましたね。その後、音楽仲間と飲み会があって遅くに帰ったら、ハグさえ嫌がっていた夫がいきなり抱きついてきた。
夫自身に何かがあったのか、私に嫉妬したのか、それはまったくわかりません。でも3年ぶりに夫と復活したのは悪い気分ではなかったし、その後は、なんとなく月1くらいで夫から誘いをかけてくるようになりました」