◆妻が本当は何をしてほしいのか、想像できない“レスられ夫”
ドラマ『あなたがしてくれなくても』の第2話は、みち(奈緒)と陽一(永山瑛太)、誠(岩田剛典)と楓(田中みな実)、2組のレス夫婦の内情が描かれていた。
誠が楓に惹かれたのは、父に耐えながら尽くす母の姿を見ていたから。自分の意見をもって自分の道を突っ走る楓を支えたいと思ったと独白する。しかし、誠の「きめこまやかな支え」は、ある意味で独善的である。
遅く帰ってまだ仕事をする妻に、ハーブティーをいれる誠。妻としては「もう寝て」と言うのに、「このぐらいさせてよ」と言ってしまうところに、「本当は相手は何をしてほしいのか」を想像する視点がない。