さて今週の第1位は新潮の不倫記事に捧げたい。
時代は変わった。そう思う。男と男が“不倫”関係で、その不倫相手が相手の男を「不実」だと詰る。
その相手が、小池百合子都知事の私兵集団「都民ファーストの会」のお気に入りで、サッカーのスター長友佑都の義理の兄だというのだから、前代未聞のスキャンダルというべきだろう。
新潮は、都民ファーストの会所属の東京都議会議員であり、サッカー元日本代表の長友佑都の妻でタレントの平愛梨の弟として知られる(35)が、プライベートでは10年以上前に高校の同級生と結婚し、2人の子どもがいるのに、20代後半の男性・山田聡(仮名)と不倫関係に陥っていた。さらに、恋人関係にあったこの男性によれば、DVを振るわれたこともあったと報じたのである。
兵庫県出身の平慶翔は都内の高校、大学を卒業後、企業の営業職を経て、自民党の下村博文衆院議員の公設秘書を務めた。2017年、東京都議選の板橋選挙区から都民ファースト公認で出馬し、初当選。さらに4年後の都議選では小池知事の強い推薦もあり、千代田選挙区に国替え。自民党都連の“ドン”と言われた故・内田茂の娘婿、内田直之との激戦を制し、今に至っているという。
その年の10月には山田とタワマン同棲生活が始まった。その頃の2人のLINEを確認すると、蜜月ぶりが伝わってくる。
「〈聡:やっとしょー君(注・慶翔氏)と同棲始まるんだね。いつもしょー君の期待に添えなくてごめんね。
慶翔:俺はずっと気持ち変わらないし今もこれからも本気で聡を愛しているからね。二人で頑張ろう〉
また、別の日には、
〈慶翔:聡と俺の間には愛だけでいいんだよね
聡:愛してる
慶翔:今日はケツ洗って帰ってこいよ
聡:え、帰って来れるの!?浣腸買ってくる!〉」(文春)
恋人同士なのだから当然なのだろうが、読んでいる方が赤面する直接的な表現がある。