インバウンドに富裕層の観光誘致! どうする「ジャンケット」運営業者の素性調査
政府は本格的に再開した日本のインバウンドをより効果的なものにするために、今後は富裕層の観光誘致に力を入れると謳う。皮肉にも富裕層の中で一番、日本にお金を落とす効果を期待できるのはカジノの仲介業者の「ジャンケット」オペレーションで訪日する中国本土を中心とする富裕層だ。
政府は大阪府と大阪市のIR・カジノの整備計画を認定した。オリックスと米国のMGMリゾーツ・インターナショナルが合弁で設立した「MGM・オリックスコンソーシアム」が2029年の開業を目指し設置・運営を手がける。
こうした動きに早くも世界各地の「ジャンケット」オペレーターたちが「千載一遇のチャンス」と社員を情報収集のために日本に長期出張させるなど、富裕層を大阪に案内することで得られる莫大な富に狙いを定め動き始めている。一方で、今後、日本に富裕層を送り込む「ジャンケット」を手がけるカジノ仲介業者については現時点でその素性を調べる手立てがない。アルビン・チャウのような犯罪者を和歌山県が事前に調査もせずに受け入れた愚は二度と繰り返してはならない。