彫刻の森美術館で、4月28日(金)から『tupera tupera + 遠藤幹子 しつもんパーク in 彫刻の森美術館』が開かれる。絵本を中心とした多彩な活動で子供から大人まで人気を集めるユニット「tupera tupera(ツペラツペラ)」と、空間デザイナーで建築家の遠藤幹子がタッグを組み、楽しいアートを仕掛けるものだ。

tupera tuperaの絵本『しつもんブック100』は、「おかしで いちばん なにが すき?」「きみの たんじょうびは いつ?」といった100の質問が書かれ、家族や友人、初めて会った人など、いろいろな人に聞いてみようというもの。学校で、職場で、デートで、シチュエーションが違えば言葉の意味合いや反応も違ってくる。

館内には、この本をベースに100の”しつもん”が設置される。今後は美術館オリジナルの”しつもん”もプラスされる予定だ。来場者はこれらに答えながら美術館を巡る。人と人、人と場所がコミュニーケーションでつながる、おしゃべり歓迎の参加型展覧会だ。かまえることなく、時には笑いあいながら、さまざまな他者の価値観に触れることができるだろう。

アートホールでは『しつもんブック100』をはじめ、近著『きゅうきゅうブーブー』『めがねめがね』の絵本原画を展示。また、遠藤幹子が設計した子供向けの体験型アート空間では、力だめしや“山登り”など、子供たちが遊びを通じて色彩や造形の美しさに触れることができる。

ショップでは絵本やグッズが充実。カフェではオリジナルドリンクも味わえる。誰を誘って行こうかと考えるのもワクワクするし、美術館で初めて出会った人と会話を交わしてもよさそうだ。自分でも“しつもん”を考えてみてもいいかもしれない。

<開催情報>
『tupera tupera+遠藤幹子 しつもんパーク in 彫刻の森美術館』

会期:2023年4月28日(金)~ 2024年3月31日(日) ※無休
会場:彫刻の森美術館 (アートホール / ポケっと。 / 丸太広場キトキ / カフェ / 屋外展示場)
時間:9:00〜17:00 (入館は16:30まで)
料金:一般1,600円、大高1,200円、中小800円