原作者・宮口氏は「今から14年前、目の前の非行少年たちが切ったケーキの形のいびつさに驚愕(きょうがく)した体験が、時を経て書籍となり、コミックとなり、そしてこのたびドラマになりました。家庭や学校で見過ごされてきた、困っている子どもたち・少年たちの存在。ドラマを通して、こういった少年たちが実在すること、犯罪に至った人たちに対して憎しみ以外の観点でもみる必要があること、今なお学校で気づかれていない、困っている子どもたちがいること。これらを感じていただければうれしく思います」と期待する。

 ドラマ初主演の小林は「今回初主演ということで、最初はすごくうれしい気持ちでしたが、だんだんと不安や緊張で胸がいっぱいになりました。しかし撮影が始まると、監督やスタッフの方々、共演者の方々の温かさに触れ、何度も助けていただき、恵として最後まで頑張ることができました。周りの人たちからの愛とともに成長していく恵をぜひご覧いただけたらうれしいです」とアピール。