●1-4.人数別世帯数の比較

 上記のグラフは、中目黒駅と自由が丘駅の世帯数を比較したグラフです。

 年収比較のデータ同様、自由が丘駅に比べると、中目黒駅は単身者の割合が高いことがわかります。

 渋谷駅へのアクセスや日比谷線など交通網の良さから働く単身者が多く住むため、それが数値に反映されていると考えられます。

 自由が丘駅は2人以上の世帯が割合として高く、子育て真っ盛りのファミリー層や、子育てが終わり、リタイア後の落ち着いた暮らしを求めるご夫婦などが住んでいるイメージがあります。

 東京都交通局が発表している『各駅の乗車人員』のデータを基に、『中目黒駅』と『自由が丘駅』を利用する乗降客数の推移を比較していきます。

 データを確認すると、2004年からコロナ禍前の2019年までの15年間で、中目黒駅の乗降客数は30,794人(約18%)増加しています。

 一方、自由が丘駅も、35,158人(約29%)と大きく増加しています。

 しかし、コロナ禍になった2020年に、どちらの駅も大きく乗降客数は減少しています。

 コロナ禍の終息に向けて以前と同程度の数値に戻っていくのか、テレワークの普及により、終息後も以前ほどの数値まで戻らないのか、注目していきたいところです。