――収録を終えてから価値観に変化はありましたか。

「価値観が変わったっていうよりも、一つ増えたという感じです。テレビにしても、写真にしても、ラジオにしても、レンズやマイクの向こうの人をイメージして動いているのですが、小さな子やママが向こうにいるとは思っていなかったので、新たな発見をさせてくれた番組に感謝しています」

――ファンの方から応援されているなと初めて感じたことは覚えていますか。

「学校の帰りに『スケバン刑事』のヨーヨーを持って写真やサインを求められたり、雑誌に載ったり、そういう学生時代だったので、すごいところに来ちゃったと当時は思いました。ロケ先でも、うちわなどの応援グッズを持ったファンの方たちが移動する時についてきて、スタッフの方も『お静かに』と声かけをしているのを見た時に『ああ応援されている』と思ったのは覚えています。親衛隊の大きなコールでの応援、スポーツ少年っぽいファン、内向的な方が一生懸命手紙を書いてくれるなど、ファンにもいろいろなタイプがあり、それぞれ違う思いで応援してくれているのは分かっていましたが、今回はこんなに小さな子がいるママが推してくださるというのは想定外でした」