◆自分が好きなように着ればいいと気付いた

 しかし、だからといってカーディガンそのものに罪はありません。私にカーディガンを着るのを躊躇(ちゅうちょ)させるのは、不本意ながら気に入らないカーディガンを着せられたという経験に付随した記憶のためであり、カーディガン本体まで嫌いというわけではないのです。

 カーディガンが嫌いでないのなら、嫌な思い出がよみがえるような嫌いな色や着方ではなく、自分が好きな色、素材、デザインのものを自分が好きなように着ればいいと、今さらながら気づきました。

 春先にカーディガンを着るならは明るい色がいい。そして素材はカシミヤやウールカシミヤ、コットンカシミヤがいい。お気に入りの着方は、下着、もしくはキャミソールやタンクトップなど袖がないインナーの上に着る着方。これが揃えば、嫌な記憶と結びついたカーディガンではなくなるはず。そんなふうに考えて買ったのがこの黄色い、ウールカシミヤのカーディガンです。

ウールカシミヤの黄色いカーディガン
お気に入りのウールカシミヤのカーディガン