ドラマになくてはならない存在である作家=脚本家を深掘りする、完全無料&安心の会員制コミュニティーサービス「TVガイドみんなドラマ」のコラム「推しの作家さま」。こちらをTVガイドWebでも展開! 今回は、現在、大河ドラマ「どうする家康」(NHK)を執筆中の古沢良太氏を紹介。

明確さ、テンポの良さ、豊富なアイデア…古沢作品が多様性に富む理由

 古沢氏といえば、テクニカルな実力派として知られる脚本家。作品数が飛び抜けて多くないにもかかわらず多作のイメージがあるのは、活躍するフィールドの幅の広さゆえ。テレビドラマとしては、第27回向田邦子賞を受賞した「ゴンゾウ 伝説の刑事」(2008年/テレビ朝日系)、「外事警察」(09年/NHK)、「鈴木先生」(09年/テレビ東京系)、「リーガル・ハイ」シリーズ(12~14年/フジテレビ系)、「デート〜恋とはどんなものかしら〜」(15年/フジテレビ系)など、方向性の異なる多彩な作品群でヒットメーカーの地位を確立。ほかにも、「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年)、「キサラギ」(07年)、「ミックス。」(17年)などの劇場映画や、「趣味の部屋」(13年・15年)、「悪童」(15年)などの舞台作品も多数手掛けている。