◆前髪に隠れていた陽一の喜怒哀楽が開放されるか
とにもかくにも、1話はみち視点で進むため、どうしても陽一の考えが読めない。そもそも、陽一は前髪が重たいうえに喜怒哀楽も乏しく、何を考えているのかよくわからない。そこが色気をふんだんに醸し出す尊い部分ではあるが。今後は陽一の葛藤にもフォーカスされ、これまでは前髪に隠れていた喜怒哀楽が開放されるかもしれない。そうなった時、2人が再度歩めるのか、別々の道を歩み出すのか、はたまたどっちつかずの破滅に向かうのか、そんな選択肢が示されるだろうか。
<文/望月悠木>
【望月悠木】
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki